「スーダン」の版間の差分

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新規油田(Fula, Thar Jath)を追記。
数値を削除。古くて実情に合っていないため。
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一方、[[石油]]資源では[[:en:Melut_Basin|Melut Basin]](Adar/Yale油田)や[[:en:Muglad_Basin|Muglad Basin]](ヘグリグ([[:en:Heglig|Heglig]])油田 , ユニティ([[:en:Unity_(state)|Unity]])油田, Abu Gabra油田)やBlue Nile Riftが大きく世界の注目を浴びており、アメリカの経済制裁が加えられた期間に[[石油メジャー]]の間隙を突く形で、[[1990年代]]後半から[[中華人民共和国|中国]]政府のバックアップを受けた中国系企業が多数進出した。現在、数万人規模の中国人労働者がスーダンに派遣され、石油プラント、石油パイプライン([[:en:Greater_Nile_Oil_Pipeline|Greater Nile Oil Pipeline]], [[:en:PetroDar#The Melut oil export pipeline|PetroDar Pipeline]])が建設された。
 
Greater Nile Oil Pipelineは全長1,600kmで、ユニティ油田 - ヘグリグ油田 - ハルツーム([[:en:Sudan_Khartoum_Refinery_Company|Khartoum Crude Oil refinery]]) - ポートスーダン(紅海に面する港) を繋いでいる。Muglad Basinから産出する石油は"Nile Blend"と呼ばれている。100,000 バレル/日(16,000 m3/日)。その、Thar Jath油田からHegligまで172kmパイプラインが延伸された。
 
PetroDar Pipelineは全長1,380kmで、Palogue油田 - Adar/Yale油田 - Fula油田 - ポートスーダン(紅海に面する港, [[:en:Port_Sudan_Refinery|Port Sudan Crude Oil Refinery]]) を繋いでいる。Melud Basinから産出する石油は"Dar Blend"と呼ばれている。21,700 バレル/日(3,450 m3/日)
 
同様に[[レアメタル]]の[[埋蔵量]]も注目を集めている。そのほか、[[メロウェダム]]に象徴される大規模な水力発電所及びダム、鉄道(老朽化したポートスーダンからハルツーム間)の建設も中国系企業が受注するなど、極めて濃厚な協力の下、徐々に経済が立ち直る兆しが見られる。以上の理由から、特に東部では経済が急成長しており、首都ハルツームでは総工費40億円を掛けて63塔もの高層ビルの建築が進行中である。しかし、石油資源などが豊富な地域は南部スーダン地域であり、南部スーダンが住民投票の結果独立するようなことになれば、中国が長年かけてスーダンに投資してきた地下資源権益が毀損されてしまう可能性もあり、目が離せない。