「不条理演劇」の版間の差分

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==概要==
不条理演劇の代表的な作り手には、[[サミュエル・ベケット|ベケット]]や[[ウジェーヌ・イヨネスコ|イヨネスコ]]、[[ハロルド・ピンター]]や[[エドワード・オールビー]]、[[ジャン・ジュネ]]、日本では[[別役実]]などの[[劇作家]]がいる。
 
不条理演劇が生まれた背景には、[[フリードリヒ・ニーチェ|ニーチェ]]、[[ジャン=ポール・サルトル|サルトル]]、[[フランツ・カフカ|カフカ]]や[[アルベール・カミュ]]などによる実存主義思想と、[[第二次世界大戦]]でヨーロッパが受けた衝撃と荒廃がある。
 
カミュは、人間は不条理な存在であるとした(『シジフォスの神話』[[1942年]])。先述の評論家マーティン・エスリンは、不条理な人間存在を描く劇作家達の作品や活動を、カミュの論を元に不条理演劇と名付けた。
 
[[アルフレッド・ジャリ]]の「ユビュ王」(1888年)が不条理演劇に重大な影響を与えた
 
[[リアリズム演劇]]を含め、従来の演劇では、登場人物たちによる状況の変化を求める行動が、新たな状況を具体的に生み出し、最終的に状況が打開されるか、悲劇的な結末を迎える。このダイナミズムがストーリーの軸となっている。行動とその結果の因果律が明確な世界観と言える。