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== 本葛粉 ==
クズの根から作られる粉は本葛粉と呼ばれ、なめらかで口当たりが良いが、本来多少の苦味を伴う。この苦味が薄いと薬効{{要出典|date=2009年10月}}が落ちるとも言われている。
 
本葛粉は生産量が少なく高価であるため、現在「本葛粉」として市販されている物でさえ[[ジャガイモ]]、[[サツマイモ]](甘藷)、[[コーンスターチ]](トウモロコシ)などのデンプンを混入した物が多い。(ジャガイモ澱粉は、体を冷やす作用がある)
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本葛粉の生産はクズの根を掘り出す人の高齢化と天然資源の減少によって、現在、国内で出回る本葛粉にしめる中国製の割合が高まっている。
 
中国製については、中国から寒根葛の根を輸入し国内で製造した物を国産本葛と表示しているケースや国産本葛と中国産葛を混ぜ合わせて国産本葛としている事が多々見受けられる{{要出典|date=2009年10月}}。
 
国内産本葛の大生産地は、現在、鹿児島であるが南九州産を原料とする三軒はある{{要出典|date=2009年10月}}という。
 
※台湾産のクズはタイワンクズ、中国産のクズはシナノクズであり、日本産のヤマトクズとは植物学的には同種類ではない
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現在、本葛について明確な表示基準がないため、消費者にとっては、大変わかりにくくなっている。
たとえば、本葛といっても、他のデンプンを混ぜ本葛が50~70パーセント入れば本葛と表示しているケースが多い。また原産地表示も原料を外国から輸入しても日本で生産すれば国産としたり、国産が半分以上は入っていれば国産と表示したりするかもしれない。
多分にもれず、本葛も低価格競争に入りサツマイモのデンプン(甘藷デンプン)、ジャガイモのデンプン、とうもろこしのデンプン(コーンスターチ)などとの混合が目立つ。また、増粘多糖類等の食品添加物の混入も多くなってきている{{要出典|date=2009年10月}}。なかには、本葛がまったく入らなくても葛粉として販売されているケースも目にする。(内容表示 名称 葛粉・原材料名 甘藷澱粉){{要出典|date=2009年10月}}
本葛は、自然食品、健康食品、スローフード食品、オーガニック食品、マクロビオティック食品として、本来素晴らしい食品である。{{要出典|date=2009年10月}}しかし、表示基準を持たない現在の環境は消費者を戸惑わせるかもしれない。
 
== 関連項目 ==