「ヒルデブラント」の版間の差分

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'''ヒルデブラント'''(Hildebrand)は、[[ドイツ]]の[[伝説]]に登場する[[英雄]]。
 
ヒルデブラントという名前は、[[古高ドイツ語]]と[[古ノルド語]]に由来してお、「Hild」は「戦い」を、「brand」は「剣」を意味する。ヒルデブラントはゲルマンとスカンディナヴィアの英雄詩で知られる代表的な戦士であり、著名な3編の詩、すなわち[[古高ドイツ語]]で書かれた『[[ヒルデブラントの歌]]』、[[中高ドイツ語]]で書かれた『[[ニーベルンゲンの歌]]』、[[古ノルド語]]で書かれた『[[勇士殺しのアースムンドのサガ]]』に収録されている『ヒルデブラントの挽歌<ref>谷口訳、『エッダ 古代北欧歌謡集』p.222。</ref><ref>『サガ選集』p.204(解説)</ref>』などである。また、『[[デンマーク人の事績]]』などにも登場している。
 
『ニーベルンゲンの歌』では彼は武具師であり、[[テオドリック#ディートリッヒ伝説|ベルンのディートリッヒ]]の戦友かつ養父的な友人として登場している。さらに、作中では[[クリームヒルト]]が[[ハーゲン]]を殺したのに憤激し、彼女を殺害している。
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アイスランドに伝わる『ヒルデブラントの挽歌』によれば、ヒルデブラントがいかにして自分の異母兄と戦ったかが描かれている。ヒルデブラントは異母兄の手により瀕死の重傷を負い、彼の頭の傍らの地面には息子の絵の描かれた盾が落ちた。彼は異母兄に自分の身体を覆い、きちんと葬って欲しいと頼んだ。
 
ディートリヒとオドアケルが5、6世紀の歴史上の人物に関連しているにもかかわらず、ヒルデブラント自身は歴史上の人物と特定されていない{{Citation needed|date=June 2009}}。
== 脚注 ==
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