「恋人よ (1995年のテレビドラマ)」の版間の差分

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== その他 ==
*野沢尚本人によるノベライズ版の発売は上巻が1995年9月30日初版、下巻が同年10月30日初版となっている。つまり本放送前に上巻が、放送が始まった直後に下巻が出版されたわけで、これは異例のことであり、事前に物語の構想がかなり煮詰められた段階で撮影が始められたことが伺える。上巻の解説は鈴木保奈美が、下巻の「あとがき」は岸谷五朗が担当している。また下巻の「作者からの言葉」の中で、野沢は当時のドラマブームの中で、安易に脚本家が名前だけを貸した(つまり[[ゴーストライター]]が実際の小説を書いている)内容の薄いノベライズ本が書店に並ぶことに苦言を呈している。
*このドラマは主婦を初め20代女性を中心にヒットしたドラマで、懐かしさや哀愁を感じさせる演出が話題となり、最終回では高視聴率を獲得する。他にも[[不倫]]や交換恋愛といったトレンディ性溢れる要素もふんだんに盛り込んでいることで主婦層に受けたといえる。
*主人公の愛永が[[神戸市]]出身で、放映同年に発生した[[阪神・淡路大震災]]で、実家であり父・宗市が経営するバーが被災したという描写がある。
*この作品の6年後の2001年、同じ野沢脚本のドラマ『[[水曜日の情事]]』(フジテレビ系)というドラマの中で、登場人物である小説家の新作に『恋人よ』のストーリーが、一部盛り込まれている。
*本作主演の鈴木保奈美が事実上女優を引退していたことや、主題歌が洋楽であり、権利関係が複雑であることなど様々な理由があり、視聴者からの要望が多数寄せられながらもなかなかソフト化されず、再放送も[[1996年]]夏に1度されただけで以後長らくその機会はなかったが、[[2004年]]6月に脚本の野沢尚が急死したためそれに対する哀悼の念を込め翌月、実に8年ぶりに再放送され、その年の11月にはDVD化されることになった。
* [[2007年]]3月30日から韓国・[[SBS (韓国)|SBS]]の金曜ドラマ枠で[[リメイク]]版が放送された(全20話、一夜で2話を放送)。SBSでは2006年放送の『[[恋愛時代]]』に次ぐ2作目の野沢作品であり、主演する[[ユンソナ]]の7年ぶりの[[韓国ドラマ]]復帰作としても話題となった<ref>[http://www.chosunonline.com/article/20070222000018 ユンソナが7年ぶりに韓国ドラマ出演] Chosun Online 2007年2月22日</ref>。テレビ放映に合わせ、原作小説ノベライズの正式な韓国語版も出版された。
*[[長瀬智也]]はこのドラマでは一脇役にすぎなかったが、本作の次に同じ枠で放送された『[[白線流し#テレビドラマ|白線流し]]』では初主演を務めている。また[[鈴木京香]]も放送直後の[[1996年]]1月期に放送開始されたドラマ『[[オンリー・ユー〜愛されて〜]]』で主役を演じている。