「二十世紀の豫言」の版間の差分

文体統一。若干の新情報の追加。
(文体統一。若干の新情報の追加。)
=== 野獸【野獣】の滅亡 ===
*亞弗利加【[[アフリカ]]】の原野に到るも獅子虎鰐魚等の野獸【野獣】を見ること能はず彼等は僅に大都會【都会】の博物館に餘命【余命】を繼【継】ぐべし
自然環境の破壊ということ意味半分は当たっ的中しているのではといえよう
 
=== [[サハラ砂漠]] ===
*サハラの大砂漠は漸次沃野に化し東半球の文明は漸々[[支那]]日本及び亞弗利加【[[アフリカ]]】に於て發達すべし
[[砂漠]]の緑化事業ということでは半分当たり的中している。東半球の文明について外れ?、的中せずも方向性は予想通りといえる。
 
=== 七日間世界一周 ===
*十九世紀の末年に於て尠くとも八十日間を要したりし世界一周は二十世紀末には七日を要すれば足ることなるべくまた世界文明國【国】の人民は男女を問はず必ず一回以上世界漫遊をなすに至らむ
海外旅行の一般化を含め当たり的中している
 
=== 空中軍艦空中砲臺【砲台】 ===
*[[ツェッペリン|チェッペリン]]式の[[飛行船|空中船]]は大に發達【発達】して空中に軍艦漂ひ【漂い】空中に修羅場を現出すべく從って【従って】空中に砲臺【砲台】浮ぶの奇觀を呈するに至らん
[[爆撃機]]や[[戦闘機]]による空爆、空中戦ということなら当たり的中といえる
 
=== 蚊及蚤の滅亡 ===
*衛生事業進歩する結果、[[カ|蚊]]及び[[蚤]]の類は漸次滅亡すべし
滅亡まではいかないが、衛生状態の進歩による害虫の減少ということであれば半分当たり的中といえる
 
=== 暑寒知らず ===
*新器械發明【発明】せられ暑寒を調和する爲【為】に適宜の空氣【空気】を送り出すことを得べし亞弗利加【アフリカ】の進歩も此爲【為】なるべし
新器械自体は[[エア・コンディショナー]]として実現。アフリカの進歩は外しについは、的中せずも方向性は予想通りとが。
 
=== 植物と電氣【電気】 ===
*電氣【電気】力を以て[[野菜]]を成長することを得べく而して豌豆(注=[[ソラマメ|そらまめ]])は橙大となり[[キク|菊]][[牡丹]][[薔薇]]は緑黒等の花を開くもあるべく北寒帶【寒帯】の[[グリーンランド]]に熱帶【熱帯】の植物生長するに至らん
電気を使うということなら、水耕栽培のようなものであれば実現。後半は品種改良や遺伝子組み替えという手法考えれば半分当たり的中といえる
 
=== 人聲【人声】十里に達す ===
*傳聲【伝声】器の改良ありて十[[里]]の遠きを隔てたる男女互に婉婉たる情話をなすことを得べし
伝声器というのは船内などの伝声管のことか。電話機に置き換えて、電話機や電話網の改良による通信品質の向上と考えれば当たり的中といえる
 
=== 寫眞【写真】電話 ===
=== 買物便法 ===
*寫眞【写真】電話によりて遠距離にある品物を鑑定し且つ賣買【売買】の[[契約]]を整へ【整え】其品物は地中鐵管【鉄管】の裝置によりて瞬時に落手することを得ん
方法を別にすれば、考え方は[[通信販売]]([[ネットショッピング]])として実現している。テレビ電話を通販[[ウェブサイト]]と考えれば当りだが、的中といえる。商品を瞬時に到着させるシステムについてははずれ予想を外している
 
=== 電氣【電気】の世界 ===
*[[薪]][[炭]][[石炭]]共に竭き電氣【電気】之に代りて燃料となるべし
電気エネルギー比率の増大の予想。ほとんど当たりであについて、大部分が的中している。但し、当時の話ではエネルギー源としての[[石油]]は考えられなかったと思われる。最後に水力発電が出るが。
 
=== 鐵道【[[鉄道]]】の速力 ===
*十九世紀末に發明せられし葉巻煙草形の機關車【[[機関車]]】は大成せられ列車は小家屋大にてあらゆる便利を備へ【備え】乘客【乗客】をして旅中にあるの感無からしむべく啻(注=ただ)に冬期室内を暖むるのみならず暑中には之に冷氣【冷気】を催すの裝置あるべく而して速力は通常一分時に二哩【[[マイル]]】[[急行列車|急行]]ならば一時間百五十哩【マイル】以上を進行し東京神戸間は二時間半を要しまた今日四日半を要する紐育【ニューヨーク】桑港【[[サンフランシスコ]]】間は一晝夜【一昼夜】にて通ずべしまた動力は勿論石炭を使用せざるを以て煤煙の汚水無くまた給水の爲【為】に停車すること無かるべし
高速化のみならず、電化や快適性の向上など、方向性としては当たっ的中している。
 
=== 市街鐵道【鉄道】 ===
=== 鐵道【鉄道】の聯絡 ===
*航海の便利至らざる無きと共に鐵道【鉄道】は五大洲【五大州】([[アメリカ大陸]]・[[ヨーロッパ大陸]]・[[アジア大陸]]・[[アフリカ大陸]]・[[オセアニア]])を貫通して自由に通行するを得べし
[[航空]]の発達によって鉄道が五大州を繋ぐことはなかったが、航海が不便なものとみなされるようになった点では当たり的中といえる
 
=== 暴風を防ぐ ===
*氣象【[[気象]]】上の觀測【観測】術進歩して天災來【来】らんとすることは一ヶ月以前に豫測【予測】するを得べく天災中の最も恐るべき暴風起らんとすれば大砲を空中に放ちて變【変】じて雨となすを得べしされば二十世紀の後半期に至りては難船[[津波|海嘯]]等の變【変】無かるべしまた地震の動搖【動揺】は免れざるも家屋道路の建築は能く其害を免るゝに適當【適当】なるべし
気象予測の技術は大幅に向上したが、台風を雨に変えたりという技術完全に外れである未だ実現していない。後半の耐震設計の進歩であるが、[[関東大震災]]、[[阪神・淡路大震災]]の被害状況からは?を考慮すると現在も進歩の途上であるといえよう。
 
=== 人の身幹 ===
*運動術及び外科手術の効によりて人の身体は六[[尺]](約180cm)以上に達す
体格の向上ということでは理解すれば半分当たり的中といえる
 
=== 醫術【医術】の進歩 ===
*藥劑【薬剤】の飲用は止み電氣【電気】針を以て苦痛無く局部に藥液【薬液】を注射しまた顯微鏡【[[顕微鏡]]】と[[エックス線|エッキス光線]]の發達【発達】によりて病源を摘發【摘発】して之に應急【応急】の治療を施すこと自由なるべしまた内科術の領分は十中八九まで外科術に移りて後には肺[[結核]]の如きも[[肺|肺臟]]を剔出して腐敗を防ぎバチルス([[細菌]]か?)を殺すことを得べし而して切開術は電氣【電気】によるを以て毫も苦痛を與ふる【与える】こと無し
電気メス、内視鏡、局部的なエックス線照射による治療方法の確立ということであれば当たり的中している。外科領域に移るという部分はむしろ逆で、1990年代以降は内科領域のウエイトが高くなてきている。
 
=== 自動車の世 ===
*[[馬車]]は廢【廃】せられ之に代ふるに[[自動車]]は廉價【廉価】に購うことを得べくまた軍用にも自轉車【[[自転車]]】及び自動車を以て[[ウマ|馬]]に代ふることとなるべし從【従】って馬なるものは僅かに好奇者によりて飼養せらるゝに至るべし
[[1960年代]]以降の[[モータリゼーション]]の到来を言い当てている。
 
=== 人と獸【獣】との會話自在 ===
*獸【獣】語の研究進歩して小學校【[[小学校]]】に獸【獣】語科あり[[人]]と[[犬]][[ネコ|猫]][[サル|猿]]とは自由に對話【対話】することを得るに至り從【従】って下女下男の地位は多く犬によりて占められ犬が人の使に歩く世となるべし
2002年頃、おもちゃ玩具に近いものは出現したが、人と獣との対話はまだまだ実現していない。後半の部分は[[盲導犬]]や[[警察犬]]などの作業犬であれば当たって的中とるかえよう
 
=== 幼稚園の廢止【廃止】 ===
*人智は遺傳【遺伝】によりて大に發達【発達】し且つ家庭に無教育の人無きを以て幼稚園の用無く男女共に大學【[[大学]]】を卒業せざれば一人前と見做【みな】されざるにいたらむ
[[2011年]]現在では、[[プリスクール]]を含む外部施設へ子どもを預けての[[早期教育]]が年々熱を帯びてきている。幼稚園がこの[[早期教育]]妨げに存在意義が問われ始めてうくだりると考えると、方向性外し言い当てているもののといえよう。また、1960年代以降の学歴社会(大学が一般大衆化)の到来を言い当てている。
 
=== 電氣【電気】の輸送 ===
68

回編集