「CIS ウルティマックス100軽機関銃」の版間の差分

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|有効射程=460m(M193弾頭)~1300m(SS109弾頭)
|重量=4,750g(Mk.2)/4,900g(Mk.3)
|全長=1030mm1,030mm(Mk.2通常時)/1024mm1,024mm(Mk.3通常時)
|製造数=~8万~80,000
}}
 
'''ウルティマックス100'''は、[[シンガポール]]のCIS社製[[5.56mm NATO弾|5.56mm]][[軽機関銃]]である。[[AR-18]]ライフルの設計に関わったジェームズ・サリバンの指導の下、CIS社(現ST Kinetics社)が[[シンガポール軍]]向けに開発した。現在までにMk.1~Mk.3までのバージョンが作られ、3点バースト機能をオミットしたMk.4、及び折り畳み[[ストック|銃床]]装備のMk.5がテスト中である。
 
== 概要 ==
いわゆる「[[分隊支援火器]]」として、当時の主力[[アサルトライフル]]だった[[CIS SR-88|SR-88]]と弾薬を互換できる軽機関銃として開発された。特徴として、迅速に取り外し可能なストック、[[CQB]]対応の短銃身、軽い割りに反動が低いための扱いやすさ、そしてなによりマガジン無しで5kg未満という、軽機関銃としては異例の軽さ([[ミニミ軽機関銃]]でさえ7kg近い)が挙げられる。銃床を取り外し、短銃身を装備すれば「突撃形態」になる。

製造時期によって5つのバリエーションが存在する(後述)。銃身は580mmの通常型と308mmのCQB型の2本立てだったが、最近になって267mmの「要人警護用」(VIP Protection)が追加された。状況に応じてSR-88用の30発マガジン、[[M16]]系用のマガジン(Mk.4)、60・100連発のドラムマガジンが使用可能である(ベルトリンクは使用不可)。
 
== バリエーション ==
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;Mk.3
:最も多く使用されているバージョンで、交換可能な銃身が復活している。発射速度を3段階に調整可能。ピストルグリップのほかに、銃身前部に角度の付いたフォアグリップが付いている(反動が軽いため、銃床がなくてもフォアグリップを所持して連射できると言われている)。キャリングハンドルは脱着可能。[[二脚|バイポッド]]は工具無しで取り外しできる。[[照準器]]は100m刻みで1200m1,200mまで調整できる。ピストルグリップ、フォアグリップ、銃床、ドラムマグはポリマー製で、軽量化に一役買っている。なお、5.56mm弾は時期的にM193実包(初期型)とSS109実包(後期型)が存在するが、本銃はそのどちらにも対応可能(ただ、M193実包の場合、ライフリングの回転率が異なるため射程や命中精度が若干落ちる)。
 
;Mk.4