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=== 初期の交通 ===
もっとも基本的な交通手段は[[人間]]そのものが[[歩]]することである。しかし、人間が歩くだけでは、移動距離が限られてしまう。人間は4km/h程度の速度であるので、一日当たりせいぜい30 - 40kmの移動が限界である。人間自身が荷物を担いで運搬することを担夫交通というが、一人の人間が持てる荷物はさほど多くない。一方、動物を利用した輸送は古くから行われた。主に[[ウマ|馬]]や[[ラクダ]]や[[ウシ|牛]]、あるいはそれらの近隣種が家畜化されて利用された。荷物の運搬に使う家畜を[[駄獣]]といい、その輸送を駄獣交通と言うのに対し、家畜に荷車や[[ソリ]]をひかせることを[[輓獣]]交通と言う。このように動物を利用することで、人間が単独で行動するときの数倍のスピードや貨物輸送量を得られるようになった。、特に長期間にわたって水を飲まずに行動できるラクダは『[[砂漠]]の舟』とも呼ばれ、アラブ世界では自動車が普及するまで重要な輸送手段であった。
 
また、原始的な交通手段としては、[[船|舟]]の存在が挙げられる。洪水などで、[[流木]]などが流れるのを見て、流木につかまって、移動することを覚えたのだろう。しかし、そのままでは、転覆してしまうので、人間がより乗りやすく、さらに、もっと速く移動することを考え、人力で加速するオール、そして、[[風]]の力を使って加速し、舟を安定させる[[帆]]が発明された。