「月山富田城」の版間の差分

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=== その他の施設 ===
; 城安寺(じょうあんじ)
: 菅谷口にある[[臨済宗]]の[[寺院]]。雲竜寺と号し、聖観音をまつる。寺伝によると[[正和]]年間、源翁和尚の開山という。[[堀尾忠晴]]と共に一時、松江に移ったが、のち広瀬に戻ったり、さらに[[広瀬藩]][[陣屋]]の予定地とになったため、現在地に移された。この付近に里御殿があったという。寺にある木造[[広目天]]立像(像高97.6センチメートル)は{{和暦|1902}}、木造[[多聞天]]立像(像高95.7センチメートル)は、{{和暦|1903}}に[[重要文化財]]に指定されている。2体とも[[ヒノキ]]の[[寄木造り]]で、[[鎌倉時代]]の作、本尊の脇侍である。境内には[[広瀬藩]]9代[[藩主]][[松平直諒]]の墓、また寺宝に[[松平直諒|直諒]]の御抱絵師であった[[堀江友声]]の描いた富田城絵図や[[尼子十勇士]]の[[絵巻物]]が伝わる。
; 巌倉寺(いわくらでら)
: 御子守口にある[[真言宗]]の[[寺院]]。睡虎山と号し、聖観音をまつる。縁起では{{和暦|726}}、[[聖武天皇]]の命により[[行基]]が建立したと伝える。もと月山の南にある高木山を[[佐々木義清]]が御子守神社とともに、城内に移したものと伝えられる。本尊の木造[[聖観音]]像は高さ1.8メートル、[[ヒノキ]]の[[一木造り]]で、脇侍の[[帝釈天]]立像とともに[[重要文化財]]に指定されている。また、{{和暦|1592}}銘の鉄[[燈籠]]は、市指定文化財となっている。