「歩兵の本領」の版間の差分

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1、2、3、4、7、10番の下段は本歌の発表後に変更された歌詞(上段は原詩)であり、一般的に変更後の歌詞が広く知られているが、10番に関しては原詩が歌われることも多い。また、当時の軍歌の常として歌い手などにより、単語を変更したもの(例、6番:「アルプス山を踏破せし」を「アルプス山を突破せし」など)・読みを変更したもの(例、8番:「退く戦術(ことわ)」を「退く戦術(せんじゅつ)」など)・歌詞自体を々変更したもの(例、8番「前進前進また前進 肉弾とどく所まで」を「歩兵の戦は射撃にて 敵を怯ませその隙に」など)など、多種多様な差異がある。
 
1番の「万朶の[[サクラ|桜]]か襟の色」・10番原詩の「酒盃に襟の色うつし」の「襟の色」とは、[[兵科|兵科・各部]]の[[軍服 (大日本帝国陸軍)#明治45年制式|定色]]([[兵科色]])を配した[[軍服 (大日本帝国陸軍)#明治38年戦時服|明治38年戦時服制]]および[[軍服 (大日本帝国陸軍)#明治39年制式|明治39年制式]]で制定された「[[襟章]]」を意味し、また歩兵科の定色である「[[緋色]]」を桜になぞらえたものである。3番の「[[軍旗]]」は[[旭日旗]]を意匠化した「[[軍旗#大日本帝国陸軍|歩兵連隊に下賜された帝国陸軍の軍旗]]」を、「二十万」は当時の「歩兵[[将兵]]」の数、「七十余ヶ所/八十余ヶ所」は当時の「[[歩兵連隊]]」の数を、「たむろして」はその「[[衛戍地]]」を、4番の「海の人」は「[[大日本帝国海軍|海軍]]」を、5番の「[[騎兵]][[砲兵]]協同せよ」は歩騎砲兵の協同「[[三兵術]]」を、6番の「[[アルプス山脈|アルプス山]]を踏破せし」は「[[ハンニバル]]の[[ハンニバル#アルプス超え|アルプス超え]]」<ref>将来の[[士官候補生]]を養成する帝国陸軍の中央幼年学校(予科士官学校)では世界戦史の講義がある。</ref>、「奉天戦」は[[日露戦争]]の決戦である「[[奉天会戦]]」をそれぞれ意味する。
 
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