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[[画像:Math lecture at TKK.JPG|right|thumb|ヘルシンキ工科大学の数学の講義]]
'''講義'''(こうぎ、lecture)は、[[大学]]などの[[高等教育機関]]における[[授業]]の一方法である。[[大学設置基準]](文部科学省令)では、授業の方法として、講義、[[演習]]、[[実験]]が[[定義]]されている。
 
==概要==
講義は、[[教師]]が自分が作成してきた講義[[ノートブック|ノート]]を読み上げるという形で行われることが多い。これは[[マックス・ウェーバー]]の『職業としての学問』に典型的に紹介されているように、ドイツ型の講義である。[[ドイツ語]]の講義'''Vorlesung'''は、「[[朗読]]」の意。一人の[[講師]]が担当するほか、外部講師による講演会や複数の学内外の講師による講演会もある。[[英語]]の'''lecture'''の元は、「読む」の意。[[アメリカ]]の講義は、古典的には、学生に[[教科書]]を暗唱させ、正確に暗唱できるか[[チェック]]するというものであった。ただし、当たっていない学生は[[居眠り]]をする事が多々あるため、lectureは[[動詞]]として用いられる時は、「講義する」の他に、「叱る、小言をいう」という[[意味]]もある。講義は、一方的なものとなりがちなので、[[演習]]、[[実習]]などと合わせて、相補的な組み合わせで教育効果を上げるように配慮する。ただし[[日本]]では、[[カリキュラム]]で組み合わせるのが主であり、一つの授業科目で複数の授業方法を組み合わせる方式(週に講義一コマ演習一コマとするなど)は、まだ普及していない。
 
講義には、次のような種類がある。
* 概論講義 - その講義科目の一般的な梗概を語るもの。
* 特殊講義 - [[学期]]ごとに講師が特殊な[[テーマ]]を取り上げて語るもの。
* [[輪講]] - 1つのテーマについて複数の講師がそれぞれ自分の得意の分野からの視点を語るもの。リレー講義とも呼ばれる。