「OpenOffice.org」の版間の差分

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OpenDocument 形式のファイルは、XMLで記述された複数のデータファイルをZIP形式で圧縮したものである。OpenDocument 形式には[[相互接続性]]があり、サポートするソフトウエア同士は、違うベンダのものであっても相互に一定の読み書きが保障されるとされている。
 
Microsoft Office では、Office 2007よりXMLで記述されOpenDocument形式と似ておりISO標準(ISO/IEC 29500)であるが、ODFとは互換性のない[[Office Open XML|OpenXML]]をサポートしていたが、Office 2007 Service Pack 2 より OpenDocument 形式にも対応した。しかし、OpenDocument形式の利用を支援する団体 OpenDocument Format Allianceの検証によると、この対応は不十分な対応であり相互運用性のレベルに達していないと報告された。<ref>[http://sourceforge.jp/magazine/09/05/26/0310252 ODF Alliance、「Office 2007 SP2」のODF対応は不十分と主張 - SourceForge.JP Magazine]</ref><ref>[http://www.odfalliance.org/press/Release20090519-microsoft-odf-support.pdf Microsoft's ODF Support Falls Short]</ref>
しかし、OpenDocument形式の利用を支援する団体 OpenDocument Format Allianceの検証によると、この対応は不十分な対応であり相互運用性のレベルに達していないと報告された。<ref>[http://sourceforge.jp/magazine/09/05/26/0310252 ODF Alliance、「Office 2007 SP2」のODF対応は不十分と主張 - SourceForge.JP Magazine]</ref><ref>[http://www.odfalliance.org/press/Release20090519-microsoft-odf-support.pdf Microsoft's ODF Support Falls Short]</ref>
 
[[一太郎]]では、[[一太郎|一太郎2006]] では追加モジュールでの対応、一太郎2007からは標準で対応されることになった。
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なお、開発に[[ドイツ]]国内の技術者が大きく関与しているため、[[英語]]と並んで[[ドイツ語]]関係の機能も充実している。
 
アジア諸言語としては、[[日本語]]のほか、[[朝鮮語|韓国語]]、[[中国語]]に対応している。[[複雑なテキスト配置|複合文字言語]] (CTL) では、[[アラビア語]]、[[タイ語]]、[[ヒンディー語|ヒンディ語]]、[[ヘブライ語]]に対応している。
 
== 各機能 ==
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ただし、[[Microsoft Word]] に比べ[[アウトラインプロセッサ]]の操作上の自由度が低い。また、罫線あるいは表機能において点線や破線などを用いることができない、縦書きにルビ機能を用いた場合文字の位置がずれるという問題などがある。
 
 
多国語対応なので、次のような各言語に特別な機能が、世界共通で付与されている。
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* [[中国語]]対応(中国語の変換)
*: 中国語のテキストの書記法([[簡体字]]又は[[繁体字]])を変換することができる。
* [[朝鮮語|韓国語]]対応([[ハングル]]/[[韓国における漢字|ハンジャ]]変換)
*: 選択した韓国語テキストをハングルとハンジャの間で相互に変換することができる。
 
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[[Universal Network Objects]] (UNO) インタフェースを用いて [[C++]] や [[Java]] など他の言語プログラムを呼び出すこともできる。
 
また、このインタフェースを用いて OpenOffice.org API (Sun StarSuite API) を利用することにより、共通ダイアログを利用したり、 OpenOffice.org のファイルに直接アクセスしたり、 [[MySQL]]・[[PostgreSQL]] などの外部データベースに直接アクセスすることができる。
 
OpenOffice.org BASIC の言語仕様はサン・マイクロシステムズの StarSuite Basic と同じであり、[[Microsoft Office]] の [[Visual Basic for Applications|VBA]] と似ている。変数、制御文、演算子などは VBA と同じなので、言語仕様を覚える手間は少ない。しかし API が全く異なるので、 VBA のマクロをそのまま使うことはできない。たとえば Excel と Calc ではセルの内容にアクセスする方法が大きく異なる。
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=== OpenOffice.org Portable ===
PortableAppで開発した、[[USBメモリ]]などに入れて持ち運べるようにしたOpenOffice.org<ref>http://portableapps.com/apps/office/openoffice_portable</ref>。[[レジストリ]]を使わないためインストールが不要。2009年1月現在、英語版・[[中国語]]版([[簡体字]])・日本語版などいくつかの言語版が出ている<ref>http://portableapps.com/apps/office/openoffice_portable/localization</ref>。
[[レジストリ]]を使わないためインストールが不要。
2009年1月現在、英語版・[[中国語]]版([[簡体字]])・日本語版などいくつかの言語版が出ている<ref>http://portableapps.com/apps/office/openoffice_portable/localization</ref>。
 
=== LibreOffice ===