削除された内容 追加された内容
TXiKiBoT (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: gl:Eléctrodo
m編集の要約なし
8行目:
電気化学では、電極から溶液に正電荷が移動する極(溶液から電子が流入する側の電極)が'''アノード'''で、溶液から電極に向って正電荷が移動する極(溶液に向って電子が放出される側の電極)が'''カソード'''である。
 
(溶液から負電荷('''アニオン''')が集まる方がアノードで、正電荷('''カチオン''')が集まる方がカソードである。)
 
アノード、カソードの語は[[ファラデー]]により命名され、[[ギリシャ語]]で上り口を意味する'anodos'と下り口を意味する'cathodos'に由来する。
17行目:
 
* 電気分解の場合
*:* 陽極 = アノード, 陰極 = カソード
* 電池の場合
*:* 陽極 = カソード, 陰極 = アノード
 
となる。
 
また電池の場合は、陽極(カソード)を'''正極'''(せいきょく、positive electrode)、陰極(アノード)を'''負極'''(ふきょく、negative electrode)とも呼ぶ。
 
== 半導体素子 ==
* [[トランジスタ]] : エミッタ(E) (E)、コレクタ(C) (C)、ベース(B) (B)
*:* 名称はベース接地接触型PNPトランジスタの構造と正孔の動きに由来し、正孔が注入される極('''E'''mitter=emissions:emissions : 放出)、正孔が回収される極('''C'''ollector=collections:collections : 回収)、接地基板('''B'''ase:ase : 基板)にちなむ。
* [[電界効果トランジスタ|FET]] : ソース(S) (S)、ドレイン(D) (D)、ゲート(G) (G)
*:* 名称は接合型電界効果トランジスタトランジスタの構造と電子の動きに由来し、電子を発生する極('''S'''ource:ource : 発生源)、電子を外へ排する極('''D'''rain:rain : 排出溝)、調節する関門 ('''G'''ate)ate) にちなむ。
* [[ダイオード]] : [[カソード]](K) (K)、[[アノード]](A) (A)
*:* ダイオードはもともと二極真空管 ('''Di'''-electr'''ode''' tube)tube) を指し、アノード電極、カソード電極と対応する。記号Kはドイツ語のカソード(Kathode) (Kathode)、アノード(Anode) (Anode) に由来する。
 
== 陰極管 ==
* [[真空管]] : カソード(K) (K)、プレート(P) (P)、グリッド(G) (G)
 
== 受動素子 ==
* [[コンデンサ]] : 2個の電極。電解コンデンサなど極性が決まっているものもある。
* [[水晶振動子]]、[[圧電素子]]など : 2個の電極
 
== 電気分解 ==
* '''陽極'''
*:* [[電気分解]]では'''陽極'''に電子が奪われ、[[酸化]]反応が起こる。
* '''陰極'''
*:* '''電気分解'''では'''陰極'''から供給される電子で、[[還元]]反応が起こる。
 
== 電池 ==
* '''正極'''
*:* [[電池]]では'''正極'''から供給される電子により、[[還元]]反応が起こる。
* '''負極'''
*:* '''電池'''では'''負極'''に電子が奪われ、[[酸化]]反応が起こる。
 
== 標準電極 ==
pHや標準電位などを測定するために用いる。
* [[基準電極#標準水素電極|水素電極]]
* [[基準電極#カロメル電極|カロメル電極]]