「台枠」の版間の差分

例を挙げよう。人間の体においては（極端な話だが）手足の骨を喪失し折ってもそれだけでは死ぬ事はほとんどなく、きちんとした手当てを行えば日常生活に復帰できることも多い。だが、脊椎（背骨）を損傷した場合はどうだろうか。[[オットー・リリエンタール]]のように死ぬ事も少なくなく、例え助かったとしても下半身不随になる確率が高い。もっと悪ければ首から下が全く動かなくなってしまう事さえある。脊椎は（重要な神経が通っている事もあるが）、脊椎動物の体を支える大黒柱とも言うべきものだからである。

これと同じような事は鉄道車両にも言える。踏切事故などに遭った車両の映像がテレビで放送された際、この位の損傷なら簡単に直せるだろうと思っていた車両が、後で調べてみると事故[[廃車]]になっている場合がある。こうなる理由としては台枠が損傷している、もしくは歪んでいることが発見された場合が多い（もちろんそれ以外の理由もある。詳しくは[[廃車]]のページを参照のこと）。これは、台枠が歪んだり損傷したりした車両をは強度が著しく落ちるため走らせる事は非常に危険な事であり、またその性格から切り継ぎ、加工、修繕が非常に難しいためである。