「書記長」の版間の差分

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団体においては「書記局の長」という意味合いで主に用いられる。書記局は、日常的な党務を処理する機関である(「書記」という単語には「[[右筆]]」という意味もあるが、「事務」という意味もある。「書記局」の「書記」とは「事務」の意味である)。「書記長」という名前は、[[委員長]]と同じく、[[社会主義]]・[[共産主義]]政党、[[社会民主主義]]政党、[[労働組合]]に主に用いられることが多い。
 
旧東欧諸国の場合、支配政党の書記長が党首にあたるものとして国家の実権を掌握することが多かった。例えば旧[[ソビエト連邦]]においては元首である[[最高会議幹部会議長]]ではなく、代々の[[ソビエト連邦共産党]]書記長が事実上の最高権力者であった(両者を兼ねるケースもあった)。時期によっては、また東欧諸国の一部では[[第一書記]]と呼ばれたこともある。中国における[[総書記]]も、やはり元首である[[中華人民共和国主席|国家主席]]より強い権力を持つ(こちらも近年は両者を兼ねる事が多い)
 
日本でも[[1990年代]]前半までは、旧[[日本社会党]]や旧[[公明党]]([[新進党]]合流以前)、[[民社党]](新進党に合流して解散)、[[社会民主連合]](94年解散)などで「書記長」と言う呼称が採用されていたが(ただし、東欧諸国と異なり、名目的にも実権上も委員長を下回る地位であった)、今日では[[自由民主党]]と同様の「[[幹事長]]」という呼称に変更されている。なお、[[日本共産党]]では「書記長」ではなく「'''[[日本共産党書記局長|書記局長]]'''」(補佐役は書記局次長)という呼称が用いられており、現在に至っている(都道府県・地区委員会など地方組織では書記長・書記次長を使用)。[[地域政党]]の[[沖縄社会大衆党]]は書記長・副書記長を置いている。