「相 (言語学)」の版間の差分

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'''相'''(そう)あるいは'''アスペクト'''(aspect)は、[[言語学]]・[[文法|文法学]]の[[用語]]で、[[述語]]が表す事象の完成度などの差異化をもたらす[[文法カテゴリー|文法形式]]である。語交替や語形変化を伴う。
 
「相」はもともと[[スラヴ語派|スラヴ語]]に見られる完了性と不完了性の対立を呼ぶ[[言葉]]であった。なお[[ロシア語]]の場合、「相」ではなく「体」を用いて「完了体」「不完了体」とするのが慣例である。以前は古典語の文法解説において voice を「相」と訳しているものが多かったが、現代では '''aspect''' を「相」と呼んで '''voice''' は[[態]]と呼ぶようになっている。