「干潟星雲」の版間の差分

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'''干潟星雲'''(ひがたせいうん、[[メシエ天体|M]]8、[[ニュージェネラルカタログ|NGC]] 6523)は[[いて座]]にある[[散光星雲]]である。散光星雲を南北に横切る帯状の[[暗黒星雲]]が存在し、その姿が[[干潟]]に似ていることからその名が付けられている。星雲と同じ位置に[[散開星団]] NGC6530 も重なって見える。
 
== 特徴 ==
いて座の[[南斗六星]]の柄の先端に当たる&mu;星の南西約4°に位置する。M8 の1.4°北には[[三裂星雲]] M20 もあり、共に夏に見られる代表的な散光星雲である。視直径が大きいので双眼鏡でも観察できる。[[1680年]]にまず星雲の前景にある NGC6530 星団が[[ジョン・フラムスティード]]によって[[1680年]]ごろ発見され、その後[[1747年]]に星雲がフランスの[[ルジャンテル]]によって発見された。[[1764年]]に[[シャルル・メシエ]]が[[メシエ天体]]に入れた時には、この星雲を星団として登録しており、NGC6530をM8としたのではないかとも言われている。メシエは「星団で、単純な3フィート望遠鏡で見ると星雲のように見える。しかしすぐれた機材では、数多くの暗い星団である」と記している。[[ジョン・ハーシェル]]は「星雲状のしわや暗く卵型をした空虚な部分を含みこむものの集積」と表現している。
 
「干潟」という言葉をM8と関連づけて使ったのは、[[アグネス・クラーク]]であろうと言われている。[[1890年]]の『The System of Stars』という本で、彼女は暗黒星雲の黒い筋を干潟と表現した。[[HST]]によって、地上の竜巻のような不気味な星雲のかたまりが撮影されている。
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[[Category:NGC天体|6523]]
[[Category:いて座]]
[[Category:天文学に関する記事]]
 
[[ar:سديم البحيرة]]