「黄大仙祠 (香港)」の版間の差分

#'''黄大仙'''（こうだいせん）は[[香港特別行政区]][[黄大仙区]]にある[[寺院]]。本項で詳説する。

#'''黄大仙'''は、上記の寺院を中心とする香港特別行政区の[[九龍]]地区北東部の一地域。南は旧[[九龍城]]周辺から北は慈雲山までとされ、黄大仙区の全てが含まれる。

{{中華圏の事物

|タイトル=黄大仙

[[image:TWGHs Wong Tai Sin Fortune Telling & Oblation Arcade.jpg|thumb|right|290px|黄大仙答品哲理中心]]

[[image:HK Good Wish Garden.jpg|thumb|right|290px|庭園の様子]]

 

正式な名称は'''赤松黃大仙祠'''または'''嗇色園黃大仙祠'''で、単に'''黃大仙祠'''（こうだいせんし、広東語読みウォンタイシンシ、北京語読みホァンダーシェンツー）とも呼ばれる。[[道教]]と[[仏教]]、そして[[儒教]]が習合しており、本尊は[[黄初平]]（[[晋 (王朝)|晋]]時代の[[仙人]]）、[[観世音菩薩]]、そして[[孔子]]である。主に病気平癒祈願の寺院として信仰を集めている。

 

[[1915年]]（[[民国紀元|民国]]4年）、[[広東省]]出身の梁仁菴によって創建された。当初は現在の九龍地区繁華街に当たる乍畏街にあり、薬局が併設されていたが、火災に遭い[[神託]]によって[[1921年]]（民国10年）に当地に移転した。

 

建築様式は[[庭園]]をはじめとして中国の典型的な寺院建築を踏襲しており、[[陰陽五行説]]に従った[[池]]の配置や様々な彫刻で知られる。また、祠の外周に100を超える[[占い師]]や[[風水]]グッズを扱う店が軒を連ねる「黄大仙答（簽）品哲理中心」があることでも有名である。

 

[[2008年]]12月に、[[インターネット]]を通じた「網路上祈福」を始めたことで話題となった。

 

[[MTR]][[観塘線]]黄大仙駅から徒歩3分。

 

位置：{{coord|22|20|34.25|N|114|11|35.92|E|region:HK}}

 

*[http://www.siksikyuen.org.hk/ 公式ホームページ（中文）]