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明海大学や東京観光専門学校でも資格取得かのうで、これを除去とはいくらなんでもやりすぎで、荒らしを侮辱しないに違反している
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本来は旅程管理の資格が必要な仕事だが、中小の旅行会社等は社長以下自ら添乗する場合もあり、100%所持しているとは限らない。資格があっても現地を知らない添乗員なら前者が顧客に受け入れられる場が多々ある。
 
なお、運送業界では旅客・貨物ともに運転手以外の者が車両に同乗して運転手の指導、教育([[教官]])あるいは補助([[車掌]])等を行うことを添乗と呼び、その者のことを添乗員と呼ぶことがあるが、ここでいう添乗員とは全く別のものである。
[[スキー]]や[[ハイキング]]といったツアーでも基本的には添乗員が付く。添乗員が付かないツアーに関しては記載の旨がある。
 
なお、運送業界では旅客・貨物ともに運転手以外の者が車両に同乗して運転手の指導、教育([[教官]])あるいは補助([[車掌]])等を行うことを添乗と呼び、その者のことを添乗員と呼ぶことがあるが、ここでいう添乗員とは全く別のものである。
 
== 法的な定義と業務 ==
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# 計画通りのサービスが受けられない時に代替サービスを手配する
# 団体行動をする時に集合時刻・集合場所などの指示をする
# 乗客の席や[[ホテル]]の部屋割を決める
企画旅行に参加する旅行者に同行してこの措置、すなわち旅程管理を行う者が添乗員である(旅行業法第12条の10、11及び旅行業法施行規則第32条)。(注)項目のうち1.は添乗員ではなく手配担当者の業務となる。
 
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ただし、平成8年度の旅行業法改正以前に旅行業務取扱管理者試験に合格した者は、旅行業務旅程管理指定研修を修了したとみなされる。
 
なお複数の添乗員がいる場合([[修学旅行]]や[[台数口]]のバスツアー等)のチーフ以外の添乗員、すなわちサブ添乗員の場合は、資格を持ったチーフ添乗員の監督下にあることを条件に資格は不要であり、チーフ添乗員は原則1号車に乗車する。この監督下にあるというのはチーフ添乗員の指揮・命令に従える状態にあるということであり、たとえばバス複数台での旅行の場合はチーフの指示を仰ぐことが容易であることからサブ添乗員に資格は不要である(もちろん資格があればなおよい)。これに対して、航空機や列車を使う旅行でバス以外の複数の乗り物に分かれる場合はチーフの指示を仰ぐことが困難でありサブ添乗員独自の判断が要求されることから、必ず資格が必要とされている。
 
=== 無資格者の添乗行為は禁止 ===
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=== 添乗員になるには ===
主として添乗員を派遣する派遣会社で組織された団体として[[社団法人]][[日本添乗サービス協会]](TCSA)があり、旅程管理主任者資格取得のための研修や実務研修、労働者派遣法で定められた派遣元責任者講習等を実施している。1990年代は日本添乗サービス協会が[[独占]]しており、旅程管理主任者の資格取得費用が教科書代や講習費用など合わせて約 5 - 6 万円と非常に高額だったため、批判が相次ぎ、[[規制緩和]]により、他社でも廉価で資格取得が可能になった
 
 
職業としての添乗員になるためには
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# 修了前または後1年以内に1回、または修了後3年以内に2回、所属する派遣会社から派遣されて旅行会社が実施する企画旅行のサブ(補助)添乗員の業務を行う、または派遣会社・協会の実施する実務研修に参加する。
# 主任者証は原則はそのツアーを実施する旅行会社が発行するものであるが派遣の添乗員については添乗サービス協会から旅程管理主任者証の交付を受ける。
# [[公共職業能力開発施設]]が資格取得学校などに委託して実施する[[職業訓練]]([[委託訓練]])を受講する。(2010年時点では、[[トラベル&コンダクターカレッジ]], [[ツーリストエキスパーツ]], などが委託訓練を受託し実施している)
# 旅行学科や観光学科のある[[専門学校]]や[[大学]]に通う。おもに、[[東京観光専門学校]]や[[ホスピタリティ ツーリズム専門学校]]([[トラベルジャーナル]])や[[明海大学]]などがある。
 
という手順を経る必要がある。むろん旅行会社に採用されて日本旅行業協会や全国旅行業協会の行う研修を修了し同様の実務経験を経て旅程管理主任者資格を取得することもできるが、2000年代以降は旅行会社が添乗員専任として社員を採用することはほとんどなく、旅行会社社員は普段は企画や予約、手配、営業等に従事し、必要に応じて添乗にも行く、という形になっている。したがって添乗だけがしたいという人は旅行会社ではなく派遣会社を選択するしかない。なお、2005年の旅行業法改正により旅程管理研修を行う機関が認可制から登録制に変わり、資格取得学校などでも研修が実施されるようになったため、研修は上記の3協会以外でも受けることが可能になった。
 
=== 派遣添乗員の待遇 ===
{{出典の明記|section=1|date=2010年6月}}
特定の旅行会社と専属契約を結んでいるなどの例外を除いて、多くは添乗業務に当たった日数を基準とする日給制(概ね7000円 - 8000円程度だが、6000円台の場合もある)である。派遣会社と旅行会社の契約条件次第(殆どがツアー1本毎の契約なので悪く言えば[[日雇い労働者]]以下の待遇である)では、ツアー前後における打ち合わせや必要経費の精算事務にも所定の手当(概ね1500円 - 3000円程度)が支給されるものの、本給に比べれば微々たるものである。また、日給制が殆どの為、時給に換算すると[[最低賃金法]]・[[最低賃金#日本|法定最低賃金]](2010年現在、東京都では791円)を下回ることも多かった。このように、職務内容に比して待遇は決して良いとは言えないことと、[[健康保険#健康保険の種類|被用者保険]](いわゆる社会保険)・[[雇用保険]]、[[退職金]]制度<!--正社員でも退職金制度がない企業は多数存在します-->等がないこと、求人票に掲載されている賃金や労働時間等の内容が曖昧(資格取得費用や打合せ精算手当て)であること等から、短期間での離職者が多い実情がある。
 
また、2008年頃、[[阪急交通社]]およびその子会社の阪急トラベルサポートに対し三田[[労働基準監督署]]から業務日報で労働時間が割り出せることから[[業務改善命令]]が発令された。その後、2009年頃より日帰りツアーに関しては時給制に移行した会社や日帰り手当て等が支払われるようになった。
 
その他、旅程管理者の資格取得費用及び[[教科書]]代は自己負担(国内20000円程度・総合30000円程度・上記の職業訓練は5000円程度)の所が多く、以前よりは取得費用は安くなっものの、まだまだ高額の部類であり、特に新入社員や最初の内は初期費用の投資負担金が大きい<ref>『[[タウンワーク]]』・『[[アイデム|ジョブアイデム]]』の求人情報の給与情報より。</ref>{{出典無効|date=2010年6月}}<!--[[WP:RS#情報源|一次資料]]のため出典として無効-->。
 
=== 添乗派遣会社の種類 ===
{{出典の明記|section=1|date=2010年6月}}
* [[インハウス]] - 主な旅行会社の[[子会社]]。親会社の添乗がメイン。初心者には精算書類がい1つで良いのが利点。
** ジャッツ・ジャッツ関西 - [[日本旅行]]系列 - 国内ツアーは殆どない
** [[ツーリストエキスパーツ]] - [[近畿日本KNTツーリスト]]系列・[[クラブツーリズム]]
** JTBサポートインターナショナル - [[JTB首都圏]]・[[JTB関東ジェイティービー]]
**JTBサポート中部 - [[JTB中部]]
**JTBサポートプラザ - [[JTB西日本]]
** 阪急トラベルサポート - [[阪急交通社]]
** TOPスタッフ - [[トップツアー]]<!--東急グループから離脱-->や[[私鉄]]系列の旅行会社の添乗がメインだが、他社にも添乗しており、[[NTTドコモ#販売店|ドコモショップ]]等の運営も請け負っている。
** 読売アクティブ - [[読売旅行]]
** 旅行綜研 - [[JTB]]系列、阪急交通社、[[エイチ・アイ・エス]]など大手との取引が多い。かつては独立系だったが、[[エイチ・アイ・エス]]に買収されて[[H.I.S]]の子会社になった。
 
 
* 独立系 - 色々な添乗派遣先の会社を受け持っている会社。派遣先は毎回違う場合もありうる。精算書類も会社毎に違うので経験者でないと勤まらない場合が多い。
** 株式会社旅行綜研 -JTB、阪急、エイチ・アイ・エスなど大手との取引が多い。
** TAS
** ティーシーエイ - 独立系では大手とされている。
** エスティーエス
** エスティーエス - 独立系では大手とされている。ティーシーエイとは兄弟会社。[[タビックスジャパン]]を請け負っている。
** エコールインターナショナル - 埼玉・神奈川・茨城のクラブツーリズムを請け負っている。
** ダイヤモンドシステム - 旅行綜研の子会社で東京のクラブツーリズムを請け負っている。
** マンデラ - 海外添乗がメイン。
** TEI - 旧名・ツーリズムエッセンシャルズ。[[都営地下鉄]]の[[定期券]]売場係員や案内係の職員の派遣も行っている。
** ホライズンインターナショナル - 阪急交通社の添乗が多い。
** フォーラムジャパン - 中小の各旅行会社の福利厚生部門が集まって設立された[[合弁事業|合弁会社]]。給与待遇は派遣会社の中では一番良い。
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基本的には国内添乗を経験した後、海外添乗が普通だが、海外ツアーがメインの派遣会社は国内添乗をしないで最初から海外添乗の場合もある。
 
繁忙期と閑散期の波が大きいので、仕事を請けた添乗他の派遣会社から他の添乗派遣会社に応援要請やアサインを横流しすることも多く、この場合[[多重派遣|二重派遣]]になり、[[労働者派遣法]]違反の可能性もある。
 
== 脚注 ==