「露館播遷」の版間の差分

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=== 1896年 ===
* [[1月31日]] 儒生李弼熙の檄文(乙未義兵)<ref name="Korean-text"> [[断髪令 (朝鮮)|断髪令]]に反対する檄文であるが、韓国中学歴史教科書(2002)では「特に断髪令は表面的には朝鮮の近代改革を掲げたものだったが、これには韓国の伝統を断ち切って韓国人の民族精神を弱めようとする日本の政略が隠されていた。」と反日運動の一環であるという説をとっている </ref>
* [[2月5日]] 李範晋はロシアの指示で[[春川市|春川]][[忠清道]]で暴動を起こし、日本の電信線を切断。<ref name="A04010020500-2"> アジア歴史資料センター Ref. A04010020500</ref>
* [[2月10日]] ロシア 107名の水兵 20名の食料担当兵 大砲一門をソウル搬入。ロシア兵150名となる。
** 宮女ゲン(元?)金明載より「各大臣等日本兵が密かに国王を廃位しようとしているので甚だ危険なり。速かに露館に播遷し回避されたし」旨の書状を高宗に届ける
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**#: 前総理金弘集と前農工商大臣鄭秉夏は亡命せず 警務庁前で暴徒に捕まり惨殺、遺体は焼却<ref name="B03050313400-77"> アジア歴史資料センター『韓国王露公使館ヘ播遷関係一件/1 明治29年2月12日から明治29年2月20日』レファレンスコードB03050313400 明治29年2月14日付電受第77号 </ref>
* [[2月18日]] 仁川に4000余名の暴徒蜂起 官衙官宅を毀壊<ref name="B03050313400-9"> アジア歴史資料センター『韓国王露公使館ヘ播遷関係一件/1 明治29年2月12日から明治29年2月20日』レファレンスコードB03050313400 明治29年)2月19日付機密第9号</ref>
* [[2月21日]] 各地に起こる暴動のうち 、内部参書官徐相集と申大均は騷優地方[[坡州市|坡州]][[開城市|開城]][[驪州郡|驪州]][[利川市 (京畿道)|利川]]等に乱民鎮撫に関する勅諭頒示の為に向かう。
* [[2月22日]] 内閣体制の更新
*: 李範晋は法部大臣兼警務使となり大院君派の粛清を開始<ref name="B0305000230-488">電受第488号(1896年7月12日発)アジア歴史資料センター『各国内政関係雑纂/韓国ノ部 第一巻/8 明治29年3月25日から明治29年11月13日』(Ref.B03050002300)</ref>
* [[3月16日]] 大院君一派の人々、漢城府観察使金経夏、呂圭亨等従犯等数十名を逮捕、裁判へ
* [[3月27日]] アメリカ、[[雲山郡|雲山]]の金鉱採掘権<ref name="gold-2"> 3月 27日 奎23195ソウル大学奎章閣韓国学研究院 </ref> 、[[京仁線]]敷設権<ref name="elect-a"> 契約日4月15日奎23181 一部日本との共同 A Concession for a Railroad to connect Seoul and Chemulpo in favor of James R. Morse Esq. ソウル大学奎章閣韓国学研究院 </ref> 、漢城の電灯・電話・電車の敷設権取得
* [[4月22日]] ロシア、[[慶源郡|慶源]][[鍾城郡|鍾城]]両処の鉱山採掘権を取得
* [[5月14日]] 日本・ロシア間で朝鮮問題に関し、'''第1次日露議定書調印'''<ref name=B03041182100">通称 小村・ウエーバー協定「2 韓国問題に関する日露両国間協商一件」 アジア歴史資料センター Ref. B03041182100 </ref>
* [[5月22日]] 流刑10年に処せられた閔泳駿(後に閔泳徽と改名)、赦免となる<ref name="B03050002300-405"> 「各国内政関係雑纂/韓国ノ部 第一巻/8 明治29年3月25日から明治29年11月13」アジア歴史資料センター Ref.B03050002300 5月23日受 電受第405号</ref>
* [[6月9日]] 日本・ロシア間で朝鮮問題に関し、'''第2次日露議定書調印''' <ref name=B03041182100">通称 [[山縣・ロバノフ協定]]
「 2 韓国問題に関する日露両国間協商一件」 アジア歴史資料センター レファレンスコード:B03041182100 </ref>
* [[6月12日]] ロシア、[[月尾島]]西南地段(44,316m&sup2; 年銀貨361元)租借契約を取得
* [[6月22日]] 李範晋、在米国公使へ
* [[7月]] フランス、[[京義線]]敷設権を取得
* [[8月20日]] 機械厰でのロシア技士雇傭契約(機械士官Remnevに每年銀貨200元)
* [[9月]] ロシア、[[豆満江]]上流地域・[[鴨緑江]]上流地域・[[鬱陵島]][[茂山郡|茂山]]の森林伐採権を取得
* [[11月21日]] 旧臣ら 高宗に還宮請願計画(未遂)
 
=== 1897年 ===
* [[1月]] ロシア人 N. Birukovをロシア語教師として雇用
* [[2月13日]] 機械厰でのロシア技士雇傭契約(雇傭期間3年、俸給月銀貨260元、路費500元、帰路費800元、退職金2,000元)
* [[2月20日]] 高宗、[[徳寿宮|慶運宮]]に還宮
* [[10月12日]] 大韓帝国へ国号を改める