「新丸ノ内ビルヂング」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
参考文献を基に追記。 |
||
1行目:
{{画像提供依頼|外観|date=2011年2月}}
'''新丸ノ内ビルヂング'''（しんまるのうちビルヂング）とは、[[1952年]]に[[東京都]][[千代田区]]丸の内一丁目に建設された、8階建ての商用ビルディングである。[[2004年]]に取り壊され、跡地に[[新丸の内ビルディング]]が建て替え建設された。▼
{{建築物
|画像 = 画像:Gthumb.svg
|用途 = オフィスビル
|設計者 = [[三菱地所設計|三菱合資会社地所部]]([[桜井小太郎]])
|施工 = [[清水建設]]
|建築主 = [[三菱地所]]
|管理運営 = 三菱地所
|構造形式 = [[鉄骨鉄筋コンクリート構造|SRC]]造
|敷地面積 = 約10,000m²
|延床面積 = 65,488m²
|階数 = 地上8階、地下2階（一部地下1階）
|着工 = [[1937年]]（[[昭和]]12年）[[6月28日]]（基礎）<br />[[1951年]]（昭和26年）[[3月]]（本体）
|竣工 = [[1952年]]（昭和27年）[[11月18日]]
|改築 = [[2004年]]（[[平成]]16年）解体
|所在地郵便番号 = 100-0005
|所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[丸の内]]1-5-1
| 緯度度 = 35|緯度分 = 40|緯度秒 = 57.18
| 経度度 = 139|経度分 = 45|経度秒 = 51.74
}}
▲'''新丸ノ内ビルヂング'''（しんまるのうちビルヂング）とは、
== 概要 ==
同じ三菱によって手がけられた[[丸ノ内ビルヂング]]とは行幸通りを挟んだ向かい側に、'''東京館'''という名称で[[1937年]]（[[昭和]]12年）[[6月28日]]）に着工された。
翌[[1938年]]（昭和13年）[[12月]]に、基礎工事が完了した段階で[[日中戦争]]による[[臨時資金調整法]]や[[鉄鋼工作物築造許可規則]]の施行により、自主的に工事を中止した。
完成していた基礎部分は[[太平洋戦争|戦時]]中は防火用貯水池として、戦後まもなくはプールや復興用資材の[[貯木場]]となっていた。
[[1950年代]]に入り、[[朝鮮戦争]]特需によるオフィスビルの需要が急増し、[[三菱地所]]によって当ビルが建設されることになり、[[1951年]]（昭和26年）[[3月]]に着工、[[1952年]]（昭和27年）[[11月18日]]に竣工した。
建設に当たっては家賃とは別にテナントから建築費総額の約75%の借入を行った。また、建築資材に関しては、[[三菱重工業|東日本重工業]]が造船名目で調達、セメントは供給に余裕のあった[[住友セメント|常盤セメント]]のものが用いられた。
建物は地上8階、地下2階（一部地下1階）で、当初は内部にテナント向けホールがあったが、後に貸会議室となった。
丸ノ内ビルヂング同様、オフィスビルの低層階を[[ショッピングモール]]として一般に開放していた。
[[1995年]]に三菱地所は、[[建築基準法]]および[[都市計画法]]の[[特定容積率適用区域]]を活用し、[[東京駅]]丸ノ内口駅舎の未利用[[容積率]]を移転させることで当ビルの高層化を行うことを発表し、[[2004年]]（平成16年）に解体され、当地には[[新丸の内ビルディング]]が建設され、[[2007年]]（平成19年）[[4月19日]]に竣工した。
解体時に当ビルから取り外された窓ガラスは手吹きガラスに質感が近いことから、[[三菱一号館]]の窓ガラスとして再利用されている。
== 参考文献 ==
* ニュースリリース 「[http://www.mec.co.jp/j/news/release/031208_1.htm 新丸ノ内ビルヂング建替計画について]」 三菱地所、2003年（平成15年）12月8日。
* 三菱地所株式会社社史編纂室編 『丸の内百年のあゆみ』上巻、下巻、資料・年表・索引 三菱地所、1993年（平成5年）
== 関連項目 ==
* [[丸ノ内ビルヂング]]
▲* [[新丸の内ビルディング]]
{{Architecture-stub}}▼
{{DEFAULTSORT:しんまるのうちひるちんく}}
[[Category:東京都の建築物]]▼
[[Category:丸の内]]
[[Category:千代田区の歴史]]
▲{{Architecture-stub}}
[[Category:東京都の建築物|廃しんまるのうちひるちんく]]
[[Category:三菱地所]]
| |||