「NEC Vシリーズ」の版間の差分

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(ザイログのセカンドソース)
* '''V25''' (μPD70320,μPD70322) - V20に周辺I/Fを追加した組み込み用途向けプロセッサ。μPD70320はμPD70322からROMを取り除いたもの。
* '''V25+''' (μPD70325) - V25のDMA転送速度を改善し、高速化したもの。
* '''V30''' (μPD70116) - 8086ピン互換。最低クロック周波数は2MHzで、クロックを停止すると復帰時の動作が保証されない
* '''V30HL''' (μPD70116H) - 5Vで16MHz、または3Vで8MHz動作可能な、V30の高速・省電力版。省電力機能に優れ、周辺チップの消費コントロール機能を持つ。その特長を生かし、コンパクト型デスクトップの[[PC-9800シリーズ|PC-9801UF]]・[[PC-9800シリーズ|PC-9801UR]]、ノート型の[[PC-9800シリーズ|PC-9801NV]]・[[PC-9800シリーズ|PC-9801NL]]に搭載された。クロックを停止・再開することにより、動作を停止・復帰できる。V20上位互換の'''V20HL''' (μPD70108H)もある。
* '''V30MZ''' - 組み込み用のIPコア。66MHz動作で35MIPSの性能。携帯ゲーム機[[ワンダースワン]]にも、カスタムされたものが搭載された。機能が異なる'''V30MX'''(33MHz動作で4.3MIPS)もある。両者ともV33系同様、8080エミュレーションはない<ref>V30MZユーザーズ・マニュアル(暫定) (ドキュメントNo. A13761JJ1V2UM00)</ref>。
* その他、ファミリLSIがある。
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* '''V60''' (μPD70616) - 内部32ビット、外部バス16ビットの32ビットCPU。全く独自の[[命令セット]]であり、非常に豊富な[[アドレッシングモード]]を持った直交性の高いアーキテクチャが特徴である。また、初めて浮動小数点演算ユニットを1チップに内蔵した。V30をエミュレートするモードも持ち、ソフトウェア資産の継承も考慮している。また、監視モードを持ち、2基のV60を組み合わせてエラー検出システムを、3基以上を組み合わせて多数決による[[フォールトトレラントシステム]]を構成することが可能であり、高信頼性システムへの応用も目指した。NECからは、PC-9800シリーズ用拡張ボードとセットで[[UNIX]]が販売されていた。セガの業務用基板System32やModel1で使用された。他のメーカーでも海賊版ゲーム基板対策で使用された。文豪ミニ5SCではアウトラインフォント展開プロセッサとして採用されている<ref name=ascii />。レジスタ構成などについて[[TRONCHIP]]との類似性の指摘がある。命令長がバイト可変長か16ビット単位の可変長かなどの相違点もある。
* '''V70''' (μPD70632) - V60を完全32ビット化したCPU。TRONCHIPの開発の影響を受けている{{要出典|date=2010年4月}}。[[ITRON]]等のRTOSが実装された。NTTの交換機に組み込まれたほか、[[アーケードゲーム基板|業務用ゲーム基板]]に搭載されたり、パーソナルコンピュータ[[X68000]]用の拡張CPUボードに搭載されるといった応用例がある。[[H-IIAロケット]]の誘導制御用コンピュータにも使われている<ref name=ascii />。
* '''V80''' - CISC系としては最後のVシリーズ。V30エミュレーション機能を削除。一般にはほとんど出回らず。これ以降のNECの32ビット以上のCPUは[[RISC]]の、[[MIPSアーキテクチャ]]のVRシリーズと、後述のV800シリーズに移行。