「菊酒」の版間の差分

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'''菊酒'''とは[[重陽]]の節句(旧暦の九月九日)いわゆる「菊の節句」に飲む菊の花を浸した[[日本酒]]のこと。
 
[[花札]]の絵に[[キク|菊]]と[[酒]][[盃]]がセットで描かれているのは「菊酒」を表現したもので、「桜に幔幕」の札とで「花見酒」、「月」の札とで「月見酒」と日本の行事にまつわる役を作る札。
[[魏 (三国)|魏]]の武将[[鍾会]]は自作の詩の中で菊の美点を列挙し「菊酒は[[神仙]]の飲み物」と謳い、また後世の民間伝承では、魏の初代皇帝[[曹丕]]は幼時は非常に虚弱で長生できないと思われていたが、菊酒を勧められて服用した後は強健となり長じて魏の皇帝となったという。
 
[[平安時代]]の貴族は重陽の節句に「[[菊の着綿]]」といって菊の花にかぶせた真綿で体をこすって健康を祈った。その際天皇が臣下に菊を浸した酒を下賜し、体をいたわった。
 
ちなみに菊に薬効があるとして、現代の中国でも菊の花を乾燥させて茶葉に混ぜるなどした「菊茶」が飲まれるが、日本の菊酒の場合は普通生花を使う。
 
== 製法 ==
[[江戸時代]]の[[資治通鑑]]には二種類の製造法が紹介されている。
 
一つ目は、菊の花びらを浸した水で仕込みをすると言うもので、有名な加賀の菊酒はこの製法で作る。
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