「トランスミッション」の版間の差分

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*;[[セミオートマチックトランスミッション|セミオートマチックトランスミッション(セミAT)]]
:MTの構造を基に、クラッチ操作のみ、あるいはクラッチ操作と変速操作の双方を自動化した変速機で、主に前者は[[大衆車]]など、後者は[[スポーツカー]]などを中心に採用が広まった。現在流通しているセミATの多くは、クラッチ操作と変速操作は完全に自動化されており、手動での任意変速も受け付ける。
:ただし、元々は自動車の黎明期から存在した機構であり、当時はクラッチの断続のみを自動化した装置であったことから、本来はその形式をセミATと分類していた。その後、ATは上述のトルコンATが主流となって発展してきた経緯があるため、現在ではそれに対してセミATがMTベースであることを区別する目的で、クラッチ操作と変速操作の双方を自動化した機構も同義的にセミATとして扱われている。
:日本では「'''セミオートマ'''」や「'''セミAT'''」と略されることが多い。また、機構がMTの上に成り立っていることから「'''[[ロボット|ロボタイズド]]MT'''」や「'''オートメイテッドMT'''」、「'''AMT'''」などと称されることもある。
*;[[デュアルクラッチトランスミッション|デュアルクラッチトランスミッション(DCT)]]
:市販車には[[2003年]]に初搭載された新しい機構で、クラッチと段数毎に纏まった歯車セットの組み合わせという点ではMTと同様だが、奇数段のギアを受け持つ出力軸と、偶数段のギアを受け持つ出力軸を別に持ち、それぞれにクラッチを配置することからデュアルクラッチと呼ばれる。