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== 鍵盤楽器での多調 ==
ピアノの黒鍵だけで[[五音音階]]が弾けることはよく知られている(たとえば、変ト(嬰ヘ)のヨナ抜き長音階)。このことを利用して片手で白鍵のみ、もう片手で黒鍵のみを弾くと、ハ長調と変ト(嬰ヘ)長調などの減5度(増4度)いわゆる三全音複調になる。鍵盤楽器特有の技法で、[[印象主義音楽]]などで多用された。特にシマノフスキのピアノ曲では白鍵の音符すべてにナチュラル、黒鍵の音符すべてにフラットを付けた結果、ピアノ譜の上段と下段とで臨時記号が偏る場面がよく見られる。また、三全音自体がロマン派以降の非機能和声的音楽に都合が良いため、鍵盤楽器に限らずオーケストラ作品でもよく使われる(ペトルーシュカ和音など)。
 
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