「外傷性頸部症候群」の版間の差分

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{{medical}}
 
'''外傷性頸部症候群'''(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、{{lang-en-short|traumatic cervical syndrome)syndrome, TCS}})は、'''頸椎捻挫'''(けいついねんざ)<!--、'''外傷性頸部損傷'''(がいしょうせいけいぶそんしょう)-->ともいうが、一般には、'''むち打ち症'''(鞭打ち症、むちうち症)または'''むち打ち損傷'''という俗称で呼ばれている。
 
== 概要 ==
[[交通事故|自動車事故]]による首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などをムチウチ症と通称名で呼ぶ事が多く、「外傷性頚部症候群」「頚部捻挫」として診断名がつけられる事が多い。[[交通事故|自動車事故]]のほかに[[労働災害]]、[[スポーツ障害]]によって起こされる事が多い。また[[整体]]や[[カイロプラクティック]]などでの不適切な施術による例も見られる。
 
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また近年ムチウチ症によってもたらされる様々な症状が、[[脳脊髄液減少症]]という『髄液が慢性的に漏れることにより発生するもの』との指摘がなされている。
 
== 器質的な障害 ==
[[靭帯]](じんたい)や[[関節|関節包]]、[[筋肉]]などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多い。
 
== 症状 ==
いわゆる「ムチウチ損傷」では、事故にあったその日はほとんど症状が出ず、翌日あたりから様々な症状が出現することが数多く報告されている。また首筋、背中、[[肩こり|肩のこり]]や痛み、[[耳鳴り]]・[[頭痛]]・[[めまい]]・[[吐き気]]・[[食欲不振]]などの[[不定愁訴]]などの様々な症状が患者側から訴えがある事はあるが、医学的には認められるものは少ない。
 
== 治療 ==
レントゲンなどで異常が確認されない場合には、[[首部]]、[[腰部]]を牽引機器を用いての[[物理療法]]が行われる事が多いが、これにより症状が改善した例は皆無となっている。
首・肩のこりや不定愁訴に対しては、[[鍼灸]]が著効を示すことがある。[[保険鍼灸マッサージ師会|健康保険による鍼灸治療]]が認められている6つの疾病のうちの一つである。
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軽傷でも完全に治癒することは難しく、または長期にわたって整形外科や接骨院などでの加療を要する。
 
== 関連項目 ==
* [[脳脊髄液減少症]]
* [[頚性神経筋症候群]]