「ジルカロイ」の版間の差分

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ジルカロイの主な用途の1つは核技術関係である。ジルカロイは[[熱中性子]]の吸収[[反応断面積]]が非常に小さく、[[原子炉]]の[[燃料被覆管]]の材料として使われる。ジルカロイ-2とジルカロイ-4は1.5%の[[スズ]]を含む。他に[[ニオブ]]、[[クロム]]、[[鉄]]、[[ニッケル]]などを含む。
 
;ジルカロイ-1
* '''ジルカロイ-1''' :ジルコニウムと2.5%のスズからなる。しかし、腐食速度が時間と共に増加する性質があり、それに対抗するために他の元素を加えることが必要である。
* '''ジルカロイ-2''' ('''Zry-2''') ジルコニウム98.25 重量%、スズ1.45%、クロム0.10%、鉄0.135%、ニッケル0.055%、ハフニウム0.01%からなる<ref name="stdcmp.pdf">[http://iriaxp.iri.tudelft.nl/~leege/SCALE44/stdcmp.pdf Standard Comp. Library (Sect. M8)<!-- Bot generated title -->]</ref>。
;ジルカロイ-2 (Zry-2)
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* '''ジルカロイ-2''' ('''Zry-2''') :ジルコニウム98.25 重量%、スズ1.45%、クロム0.10%、鉄0.135%、ニッケル0.055%、ハフニウム0.01%からなる<ref name="stdcmp.pdf">[http://iriaxp.iri.tudelft.nl/~leege/SCALE44/stdcmp.pdf Standard Comp. Library (Sect. M8)<!-- Bot generated title -->]</ref>。<!--リンク切れのため保留
リンク切れのため保留。
別の出典によれば、ジルコニウム、スズ1.20-1.70%、鉄0.07-0.20%、クロム0.05-0.15%、ニッケル0.03-0.08%であり、数字はスズが最小の値のとき、鉄・クロム・ニッケルは最大になる<ref>[http://www.wahchang.com/WahChang/pages/outlook/pdf/2001/q2/2Q2001_outlook.pdf]{{Dead link|date=March 2008}}</ref>
-->
;ジルカロイ-4 (Zry-4)
 
* '''ジルカロイ-4''' ('''Zry-4''') は:ジルコニウム98.23重量%、スズ1.45%、鉄0.21%、クロム0.1%、ハフニウム0.01%からなる<ref name="stdcmp.pdf"/>。
 
ジルカロイ-4の腐食特性は微量のニッケルを加えることで改善できる。ニッケルを添加したジルカロイ-4は[[ノジュラー腐食]]への耐性が有意に高まり、一方で水素吸収速度や[[均一腐食]]への耐性は悪化しない<ref>http://legal.european-patent-office.org/dg3/pdf/t000318eu1.pdf</ref>。
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いくつかのジルコニウム合金は[[生体適合性]]を有し、[[インプラント]]として用いられる。
 
== 出典 ==
<references/>
 
== 関連項目 ==
*[[燃料被覆管]]
 
== 出典 ==
<references/>
 
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