「マメヅタ」の版間の差分
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|名称 = マメヅタ
|色 = lightgreen
|画像=[[Image:Lemmaphyllum microphyllum mameduta.JPG|
|画像キャプション = 樹皮に着生するマメヅタ |界 = [[植物界]] [[:w:Plantae|Plantae]]
|門 = [[シダ植物門]] [[:w:Pteridophyta|Pteridophyta]]
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|科 = [[ウラボシ科]] [[:w:Polypodiaceae|Polypodiaceae]]
|属 = [[マメヅタ属]] ''Lemmaphyllum''
|種 = '''マメヅタ''' ''L. microphyllum''
|学名 =''Lemmaphyllum microphyllum''<br/>{{AU|Presl.}}
}}
'''マメヅタ''' (''Lemmaphyllum microphyllum'' Presl) は、
== 特徴 ==
茎は細くて長くはい回り、まばらに葉をつける。葉は'''栄養葉'''と'''胞子葉'''の二型がある。'''栄養葉'''は着生生活に適応して水分を多く蓄えており、肉厚で丸い。長さは1-2cm。葉柄は数mmで細い
▲茎は細くて長くはい回り、まばらに葉をつける。葉は'''栄養葉'''と'''胞子葉'''の二型がある。'''栄養葉'''は着生生活に適応して水分を多く蓄えており、肉厚で丸い。長さは1-2cm。葉柄は数mmで細い。まるで[[グリーンピース]]の豆を半分に切ったのを蔓に並べたような姿である(そこまで厚くはないが)。
'''胞子葉'''は長さ6cm程のへら型で、栄養葉よりはるかに細くてより長い。やや表側に反り返る傾向がある。栄養葉より高く立ち上がっており、ちょうど、[[ヘビ]]が鎌首をもたげたような姿である。裏面の主脈の左右の先端側に[[胞子のう]]群が一面につく。縦二本の茶色の線を引いたように見える。
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== 類似種 ==
同属は日本、中国から東南アジアにかけて約十種あり、日本にはもう一種、
[[沖縄県|沖縄]]などのものはより大きく細長くなるので'''リュウキュウマメヅタ''' (''L. m.'' var. ''obovatum'') という変種と見なすこともある。
なお、[[ラン科]]の[[着生植物]]に[[マメヅタラン]](''Bulbophyllum drymoglossum'' Maxim.)と言うのがあり、姿が実によく似ている。ランの方が葉が小型で硬く、匍匐茎や根がより太いことで簡単に区別できる。ただし、ランの方が環境には敏感で、マメヅタほど開けたところには出てこない。
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== 参考文献 ==
*岩槻邦男編『日本の野生植物 シダ』
*光田重幸『しだの図鑑』
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