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The O2 2010年8月4日 (水) 00:51(UTC)より一部移動
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{{建築物
#REDIRECT [[The O2]]
|名称=ミレニアム・ドーム
|画像=[[ファイル:Millennium Dome (zakgollop) version.jpg|270px]]
|所在地=<br /> The O<sub>2</sub><br /> Drawdock Road<br /> North Greenwich<br> London, SE10 0BB<br /> England
|竣工 = 1999年12月31日|所有者=English Partnerships
|建設費=7億8900万ポンド
|設計者=[[リチャード・ロジャース (建築家)|リチャード・ロジャース]]
|建設者=Buro Happold
|services engineer=M-E Engineers
|general_contractor=Sir Robert McAlpine
}}
'''ミレニアム・ドーム'''(Millennium Dome)は、[[イングランド]]の[[ロンドン]]南東部[[グリニッジ半島]]にある世界最大のドームの名称。現在は複合施設[[The O2]]となっている。
 
== 概説 ==
ドームは12本の黄色いマストからケーブルによって吊られている。設計者は[[リチャード・ロジャース (建築家)|リチャード・ロジャース]]。
 
イギリスの[[ミレニアム]]記念事業の一環で「Millennium Commission」が開発を支援。[[2000年]][[1月1日]]に「ミレニアム・ドーム」という名称で完成。このドームは展覧会「ミレニアム・エクスペリエンス」開催を目的としたが、プロジェクトには収益の悪化など相当な問題があり、同年[[12月31日]]、展覧会終了と同時に一時閉鎖。
 
[[2005年]]に[[アンシュッツ・エンターテイメント・グループ]]が命名権を取得してミレニアム・ドームを再開発し、[[2007年]][[6月23日]]に大規模娯楽施設「The O2」として再開業した。
 
なお、[[ニュー・ラナーク]]のビジターセンターにて、「ニュー・ミレニアム・エクスペリエンス」が開催されている。
また、ジェム・ファイナーが作曲した「[[演奏時間の長い曲#1年以上|ロングプレイヤー]]」という、「演奏時間が1000年掛かる曲」が2000年1月1日に同所で演奏を開始した。人類が存続していれば、2999年[[12月31日]]に終了する予定である。
 
==構造==
[[画像:UK Londen Millenium Dome 20040921 30701.JPG|thumb|220px|right|上空からの俯瞰]]
[[画像:MillenniumDomeAtNight(ChristineMatthews)Sep2000.jpg|thumb|220px|left|ライトアップされたミレニアム・ドーム]]
ミレニアム・ドームは、単一の屋根を持つ構造物としては世界最大規模のものである。その外観は100mの高さの黄色いマストに吊られた巨大な天幕である。ちょうど正円を12等分した位置に立つマストは、12の「時間」と「月」を表現し、[[グリニッジ標準時]]の役割を象徴している。屋根は貝殻のように波打った円形であり、直径は365mであるが、この数字も「1年=365日」を象徴した値となっている。[[1951年]]の英国博覧会に際して建造された Dome of Discovery を回顧する意味をも持つ。
 
この象徴的で巨大な建物は[[イギリス|英国]]のランドマークのひとつとして著名となっており、[[ロンドン]]の[[航空写真]]でもよく目立った存在である。
 
[[画像:08-14-05 Royal Victoria Dock.jpg|thumb|220px|ミレニアム・ドームと[[カナリー・ワーフ]]]]
 
設計はリチャード・ロジャース卿、監理は[[:en:Wikipedia:Sir Robert McAlpine|ロバート・マッカルパイン卿]]である。構造設計はビューロー・ハッポルド社によるもので、[[膜構造]]の屋根の重量がドーム内に含まれる空気よりも軽いという、徹底した軽量構造である。(厳密にいえば完全なセルフサポートではないものの)ケーブルネットワークの[[吊構造]]である。天蓋は[[テフロン]]でコーティングされた[[耐候性]]の[[ガラス繊維]]製で、中央の高さは50m。ブラックウォール・トンネルからの通風口のせり上がりなどの細部を除けば、ほぼ対称形をなしている。
 
このプロジェクトでは、ドームの建造以外に、グリニッジ半島全体の再開発も行われた。もともと、1951年の英国博覧会の開催地の選定の理由のひとつとして、この地域の再生も含まれていた。当時、1889年から1985年までのガス製造業の影響で、半島付近には有害な廃棄物が堆積していた。マイケル・ヘーゼルタイン副首相は、ロンドン都心の過密状態を緩和するためにも、この地区の汚染を解消して利用可能にすることに対して積極的であった。そしてロンドン東部とテムズ川南部の大規模再開発のための法案を出し、「テムズ・ゲートウェイ」計画を始動させた。
 
== ミレニアム・エクスペリエンス ==
[[File:Show at the Dome - geograph.org.uk - 7512.jpg|thumb|right|ショー]]
[[File:MillenniumDomeAtNight(ChristineMatthews)Sep2000.jpg|right|thumb|2000年9月]]
'''ミレニアム・エクスペリエンス'''(Millennium Experience)は1999年12月31日から1年間開催された博覧会である。
 
=== パビリオン ===
;Who we are:
*Body
*Mind
*Faith
*Self Portrait
;What we do:
*Work
*Learning
*Rest
*Play
*Talk
*Money
*Journey
;Who we live:
*Shared Ground
*Living Island
*Home Planet
 
== 歴史 ==
*1994年、ミレニアム委員会を発足。
*1995年、CEOにジェニー・ページを任命。
*1996年、ミレニアム・ドームをグリニッジ半島に建設することで決定。
*1998年、着工。
*1999年9月、竣工。
*1999年12月31日、ミレニアム・エクスペリエンス開会式。
*2000年1月1日、一般公開開始。
*2000年12月31日、一般公開終了。期間中600万人が来場。目標の1200万人の半分しか届かず。
*2001年2月、ミレニアム・ドームの入札が行われ、メリディアン・デルタが複合施設の方針を示す。
*2003年、ウィンター・ワンダーランド開催。
*2005年、[[アンシュッツ・エンターテイメント・グループ]](AEG)がイギリスの携帯電話会社O2に命名権を取得、The O2となる。
*2007年6月24日、[[ボン・ジョヴィ]]のライブで[[O2アリーナ (ロンドン)|O2アリーナ]]こけら落とし<ref>[http://www.inthenews.co.uk/news/entertainment/music/bon-jovi-open-new-o2-venue-$1103128.htm Bon Jovi open new O2 venue<!-- Bot generated title -->]</ref>。
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 外部リンク ==
{{commons|Millennium Dome}}
*[http://www.millennium.gov.uk/lottery/experience.html Millennium Commission] page on the "Millennium Experience"
 
{{DEFAULTSORT:みれにあむとむ}}
[[Category:ロンドンの建築物]]
 
{{Architecture-stub}}
 
[[cs:Millennium Dome]]
[[en:Millennium Dome]]
[[es:Millennium Dome]]
[[fr:Dôme du millénaire]]
[[is:Millennium Dome]]
[[no:Millennium Dome]]
[[pl:Millennium Dome]]
[[pt:Domo do Milênio]]
[[simple:Millennium Dome]]
[[ta:மில்லெனியம் டோம்]]
[[zh:千禧巨蛋]]