「マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
バーストモードの指令について不正確な記述を修正
→‎戦闘: 前作の項目で説明されているシステムについても解説を加えた。その他記述順序の変更など
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=== 戦闘 ===
戦闘では手番が回ってきたキャラクターの行動をメニューから選択する方式が採られており、前作『[[イリスのアトリエ グランファンタズム|グランファンタズム]]』の戦闘システムからは、素早さや行動内容に応じて行動順を決める「アクティブタイムコストカードバトル」や、味方全員で共有されるバーストゲージを溜めることで全員が一定期間強化され発動する「バーストモード」が引き継がれている。また『[[イリスのアトリエ エターナルマナ|エターナルマナ]]』『[[イリスのアトリエ エターナルマナ2|エターナルマナ2]]』と同様、戦闘に参加するメンバー(前衛)3人の他に予備のサポートメンバー([[サブメンバー|控え]])を3人まで決めることができ、戦闘中自由に入れ替えることができる。
 
一方で本作からは[[対戦型格闘ゲーム]]のタッグ戦を意識した<ref name="salburg980" />新たなゲームシステムも追加され、前衛と控えを入れ替える動作に意味を持たせる要素や、バーストモード中のみ使用可能な超必殺技といった要素が導入された。このような新たに加わったシステムを以下に示す
 
; ACCB(アクティブタイムコストカードバー)
: 前作『グランファンタズム』から引き継がれた、キャラクターの行動順序を示す画面表示で、敵味方のカードと空白のカードが合計16枚、直線状に配置されている。全体が同じ速度で左から右へと移動し、右端に到達したキャラクターに手番が訪れ、行動を終えると左側に戻されて再配置される。素早いキャラクターであるほど、またコストの少ない行動であるほど、再配置される際の戻りが少ない。
; ブレイク状態
: 敵味方を問わず同じキャラクターが通常攻撃を何度も受け続けると気絶値が累積し、ブレイク状態と呼ばれるステータス異常が発生する。ブレイク状態のキャラクターは気を失って行動不能に陥り、攻撃を受けると必ずクリティカルヒットになる。気絶値がどの程度累積しているかは、ACCB上のカードの色の変化で表現される。
; サポートアクション
: 攻撃中にメンバーを控えと入れ替えることによって交代しつつの連携攻撃を仕掛ける「サポート攻撃」と、防御中に控えと交代することによって前衛の身代わりになりつつダメージを軽減する「サポート防御」を行うことができ、いずれも敵味方の攻撃モーション中の入力受付時間内にボタンを押すことで発生する。その際には敵防御力低下、味方体力回復、[[カウンター・アタック|カウンター攻撃]]などといった各キャラクター固有の、様々な効果のアクションが入る。サポート攻撃からサポート攻撃へと繋げることも可能で、またサポート防御中は大ダメージを受けてもHP1で踏み止まる。これにより連続攻撃で一気に大ダメージを与えたり、敵の大技を無力化したりすることが可能となる。
: 一度控えに下げたメンバーは一定ターン数が経過するまでサポートに出せないため、効果的に運用するためには攻守のタイミングなどを見極めることが求められる。バーストモード中は控えに下げたメンバーを再びサポートに出せるようになるまでの期間が短縮されるため、サポートアクションの使い勝手が大きく向上する。
; ヴァリアブルストライク
: サポート攻撃からサポート攻撃へ繋げるメンバー入れ替えを3連続して行った際、最後の攻撃を主人公(ヴェイン)へと繋ぐことによって発動する必殺技敵単体に対してメンバー全員による連携攻撃を叩き込む事ができる。後述のフィニッシュバーストと異なり、バーストモード中ではなくとも発動できる。
; スキルポイント
: 剣技やマナの力を借りた技といったスキルを使用する際に消費するポイント。前作『グランファンタズム』『エターナルマナ2』においてパーティ全体で共有されていたスキルゲージは、今作では一般的なRPGの[[マジックポイント]]のようにキャラクター個別に設定されるようになった。この数値はキャラクターを控えに下げることで戦闘ターンの経過と共に回復していくため、こまめに隊列を切り替えることは[[マジックポイント#リソース運用ゲーム|リソースの効率的な運用]]にも繋がる。
; ヴァリアブルバーストライクモード
: 前作『グランファンタズム』から引き継がれたシステム。プレイヤー側の味方全員で共有されるバーストゲージを最大値まで溜めることによって、味方全員の素早さや攻撃力が一定期間強化される。本作ではこのほか、控えに下げたメンバーを再びサポートに出せるようになるまでの期間も短縮されるため、サポートアクションの使い勝手が大きく向上する。
: サポート攻撃からサポート攻撃へ繋げるメンバー入れ替えを3連続して行った際、最後の攻撃を主人公(ヴェイン)へと繋ぐことによって発動する。メンバー全員による連携攻撃を叩き込む事ができる。
: バーストゲージは戦闘開始時には0の状態だが、敵を弱点属性で攻撃したり、クリティカルヒットを当てたりすることで大きく溜めることができる。ブレイク状態の敵を弱点属性で狙うなどすれば、一度に最大値近くまで溜めることもできる。逆に仲間がダメージを受けると減少してしまい、誰かのHPが0になってしまうと半減してしまう。
; フィニッシュバースト(超必殺技)
: バーストモード突入時に指令が指示(弱点を突け、味方を援護しろ等)され、その通りに行動すると味方全員で共有されるフィニッシュゲージが溜まり、ゲージが一杯になると各キャラクターの手番で使用する事ができるようになる。指令の内容はバーストモードを発動したキャラクターに依存するが<ref>ゲーム本編中から閲覧できるヘルプの、「戦闘:超必殺技」の5頁による。</ref>、そのうち複数の中からランダムで選ばれる。発動時には2DCG独自の派手さを意図した<ref name="salburg980" />特別な演出が挿入され、敵単体に甚大なダメージを与えることができるが、使用後にはバーストモードが終了してしまう。
: なおバーストゲージが戦闘終了時に0まで戻されるのに対しと異なり、フィニッシュゲージは次の戦闘に持ち越すことが可能となっている。
 
なお、ゲーム序盤ではサポートメンバーがおらず、バーストゲージを溜めるのに有効な攻撃も乏しく、また物語中盤まではフィニッシュバーストを習得していないため、ゲージを溜めても使うことができない。本作はストーリーの進展やキャラクターの成長に伴ってできることが増えていき、戦闘システムが少しずつ変化していく形式となっている。