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{{外縁天体の分類}}
[[ファイル:ESO - Pluto-Charon system (by).jpg|thumb|200px|right|76年間惑星とされてきたが、2006年に準惑星と位置づけ直された[[冥王星]](左)と、その衛星の[[カロン (衛星)|カロン]](右)]]
'''準惑星'''(じゅんわくせい、dwarf planet)とは、[[太陽]]の周囲を公転する[[惑星]]以外の[[天体]]のうち、それ自身の[[重力]]によって球形になれるだけの質量を有するもの。[[国際天文学連合]] (IAU) (IAU)が[[2006年]][[8月24日]]に採択した第 26 回総会決議 5A (5A(以下、決議 5A と略)の中で「惑星」を定義した際に、同時に定義された[[太陽系]]の[[天体]]の新分類である。
 
== 国際天文学連合による定義 ==
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=== 日本学術会議による提言 ===
IAU総会の決議直後には ''dwarf planet'' の訳語として「'''矮惑星'''」などが使われたが、[[日本学術会議]]は[[2007年]][[4月9日]]の対外報告(第一報告)<ref name=scj-t35-1>{{cite web | url=http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t35-1.pdf | title=対外報告(第一報告):国際天文学連合における惑星の定義及び関連事項の取扱いについて | format = PDF | pages = 14 | publisher=日本学術会議 | date=2007年4月9日 | accessdate= 4月17日 | accessyear=2007年}}</ref>において日本語では「'''準惑星'''」と表記することを推奨している。ただし、「冥王星もケレスもエリスも性質が違うので同じ呼称に含めるのはおかしい」との意見があったこと、単に球形というだけでは自己重力によってその形状を保っているのかどうかわからないこと(直径 3.5km の球形小惑星も存在する)などから、IAU に対して定義の再検討を求めていくとしている。具体的には一定以上の直径を持つこと(例えば直径 1,000km とするなど)を「準惑星」の基準に加えるという案がある。日本学術会議では、dwarf planet という概念には未だに曖昧な部分があることから、学校教育の現場などでは積極的な使用を推奨しないとしている(詳細は[[惑星#日本学術会議の対外報告]]を参照)。
 
== 冥王星の扱い ==