「シクロヘキサン」の版間の差分

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(en:cyclohexane 00:24, February 23, 2011 のchemboxを追加)
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(1)いす型、(2)封筒型、(3),(5)ツイスト型(ねじれふね型)、(4)ふね型
 
== アキシアル・エカトリアル(エクアトリアル)==
シクロヘキサンあるいはシクロヘキサン型構造を持つ環状化合物のいす型立体配座において置換基は環平面と平行方向の置換基と垂直方向の置換基とに分類される。前者を'''エカトリアル'''(エクアトリアル、equatorial; シクロヘキサン構造式で青線で示す)、後者を'''アキシアル'''(axial; シクロヘキサン構造式で赤線で示す)と呼ばれる。
 
エカトリアルには「赤道方向の」という意味があり、アキシアルには「極、軸位」意味の単語である。
 
環を形成する各結合軸で自由回転することでシクロヘキサンの2つのいす型立体配座はふね型立体配座を経由して互いに入れ替わる。この立体配座の入れ替わりにより、アキシアルはエカトリアルに、エカトリアルはアキシアルに向きを変える。一方エカトリアルに比べてアキシアルは置換基同士の距離が接近している為、嵩高い置換基の場合は[[立体配座]]に影響を与え、アキシアルを避けて置換基がエカトリアル型をとる立体配座が優位になることが知られている。
 
{{Indent|[[画像:説明図 シクロヘキサン1.PNG|inline|アキシアル・エカトリアルと立体障害]]}}
工業的に生産されるシクロヘキサンは[[シクロヘキサノン]]や[[シクロヘキサノール]]に転化され、最終的には[[ε-カプロラクタム]]、[[アジピン酸]]、[[ヘキサメチレンジアミン]]となり、[[6-ナイロン]]、[[6,6-ナイロン]]の原料として利用される。
 
シクロヘキサンの2010年度日本国内生産量は 483,426 &nbsp;t、工業消費量は105,764 &nbsp;t である<ref name="meti" />。また、[[防毒マスク]]の吸収缶の試験用ガスとしても、利用される事もある。
 
== 危険性 ==