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'''コントローラ'''('''controller''')
#[[CPU]]、[[制御装置]]など
#[[機械]]類を操作するための[[開閉器|スイッチ]]・ボタンや[[ディスプレイ|表示装置]]が一まとまりになった[[操作装置]]
#'''家電やゲーム機などの専用操作機'''・本項で主に述べる
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'''コントローラ'''は、[[家庭用電気機械器具]](家電)や[[コンピュータゲーム|ゲーム]]機などの[[操作]]([[入力]])を行うための専用操作をする装置である
 
==家電のコントローラ==
[[テレビ受像機]]・[[エア・コンディショナー|エアコン]]・[[ラジカセ]]などの手元におかずに設置して頻繁に操作する家電では、その利便性を追求する上で、現在では主に[[リモコン|リモートコントローラ]](リモコン)が用いて遠隔で操作される。[[1980年代]]頃から広く普及しはじめ、今日ではテレビや[[音響機器]]はリモコンで操作することが当たり前となっており、[[照明器具]]にまで普及している。
 
古いものでは操作信号を確実に操作する機器に伝えるために有線タイプの物もみられたが、[[集積回路]]の高度化などによって[[ダウンサイジング]]と[[多機能化]]に成功、[[乾電池]]を電源として様々な機能を持たせた物が一般家庭でも広く見られる。
 
[[リモコン]]([[学習リモコン]]などの高機能・汎用型もある)の項も参照されたし。
 
==ゲーム機のコントローラ==
[[画像:Famicom_controllers.jpg|thumb|right|200px|ファミコンのコントローラ]]
[[画像:DualShock2.jpg|thumb|right|200px|[[プレイステーション2]]のコントローラ(DUALSHOCK2)]]
コンピューターゲームでは、人間の操作する意志を、このコントローラーを介して入力する。これらは単純なスイッチであったり、または圧力を[[アナログ]]的に感じ取ってその強さを検出するものなど、様々なものが利用されている。
かつての[[コンシューマーゲーム|家庭用ゲーム機器]]では[[ジョイスティック]]を使うことが多かったが、最近の[[ゲーム機]]ではコントローラ([[ゲームパッド|ジョイパッド]])を使って操作する物がほとんどである。ゲーム機のコントローラは、[[電線|ケーブル]]でゲーム機本体と接続する(一部では[[赤外線]]によるコードレスタイプもある)ことによって使用する。
 
かつての[[コンシュゲーム|家庭業務用ゲーム機器]]ではマイクロスイッチ(メカニカルスイッチ)を利用した[[ジョイスティック]]を使うことが多かったが、最近の[[コンシューマーゲーム|家庭用ゲーム機]]ではコントローラ([[ゲームパッド|ジョイパッド]])を使って操作する物がほとんどである。ゲーム機のコントローラは、[[電線|ケーブル]]でゲーム機本体と接続する(一部では[[赤外線]]によるコードレスタイプもある・乾電池で駆動)ことによって使用する。
コントローラを採用したゲーム機で有名なものが、[[1983年]]に発売された[[任天堂]]の[[ファミリーコンピュータ]](ファミコン)。「十」の形をした[[十字ボタン]]と、丸型のAボタンとBボタン、それと小さいスタートボタン、セレクトボタンが備えられている。[[アクションゲーム]]等では、十字ボタンは主に[[キャラクター]]の移動、A・Bボタンはキャラクターが攻撃したりジャンプしたりするときなどに用いられる。[[アドベンチャーゲーム]]、[[ロールプレイングゲーム]]等では、十字ボタンがキャラクター移動と[[カーソル]]の移動、Aボタンが[[コマンド]]の決定、Bボタンがキャンセルボタンとして用いられることが一般的である。
 
現在の[[パーソナルコンピュータ]]には、[[ジョイスティック]]でもアナログ入力(傾斜度を入力できる)の物が利用されるほか、ジョイパッドが接続される事もある。これは近年の家庭用ゲーム機でも同様で、使用する[[ゲームソフト]]によって、コントローラーも入れ替えて使用する物もある。ただし最新型のゲーム機では、ジョイパッドにアナログ入力用の小型ジョイスティックを設ける機種も多い。ゲーム機の利用者は、自分の好みに合ったコントローラーを選ぶ事が可能なゲームも見られる。
 
===著名なコントローラー===
コントローラを採用したゲーム機で有名なものが、[[1983年]]に発売された[[任天堂]]の[[ファミリーコンピュータ]](ファミコン)。「十」の形をした[[十字ボタン]]と、丸型のAボタンとBボタン、それと小さいスタートボタン、セレクトボタンが備えられている。
 
コントローラを採用したゲーム機で有名なものが、[[1983年]]に発売された[[任天堂]]の[[ファミリーコンピュータ]](ファミコン)。「十」の形をした[[十字ボタン]]と、丸型のAボタンとBボタン、それと小さいスタートボタン、セレクトボタンが備えられている。[[アクションゲーム]]等では、十字ボタンは主に[[キャラクター]]の移動、A・Bボタンはキャラクターが攻撃したりジャンプしたりするときなどに用いられる。[[アドベンチャーゲーム]]、[[ロールプレイングゲーム]]等では、十字ボタンがキャラクター移動と[[カーソル]]の移動、Aボタンが[[コマンド]]の決定、Bボタンがキャンセルボタンとして用いられることが一般的である。
 
ただこの当時のコントローラーは、[[人間工学]]的に充分に検討された物ではなかったために[[指]]への負担が大きく、まだ[[成長|成長期]]にある[[児童]]の場合には、熱中しすぎて[[腱鞘炎]]を患う子供も少なからず発生して問題視されるなどの現象も見られた。このため、後に人間工学的に指にやさしいコントローラーも発売されるようになっていった。
 
このファミコンのコントローラの基本構造は後のゲーム機([[スーパーファミコン]]、[[プレイステーション]]等)にも継承されている。また、最近のゲーム機では[[アナログスティック]]が搭載されているコントローラもあり、スティックを倒す方向や角度によりキャラクターをプレイヤーの思うとおりに操作することができる。また、プレイステーションの"DUALSHOCK"のように、[[バイブレータ|振動]]機能を備えたコントローラも存在する。
 
===コントローラーの発展形===
任天堂が発売を予定している次世代ゲーム機[[レボリューション]](仮称)のコントローラはテレビのリモコン状の細長い棒状のコントローラを片手に持つスタイルで、コントローラ自体の向きを変えたり動かしたりすることでゲームを操作する斬新なものとなっている(オプションとして、従来と同様のアナログスティックをコードで接続して両手で持つことも可能)。これがファミコン以来のコンピューターゲームの革新になるのか、それとも単なる奇抜な一発アイテムになるのか、今後の展開が注目される。
 
また、ゲームの臨場感を高めるため、[[アーケードゲーム]]と同様の操作方法でプレイが可能になる「専用コントローラ」(例: [[電車でGO!]]専用コントローラ、[[DanceDanceRevolution]]専用コントローラなど)も存在する。[[ガンシューティングゲーム]]では、ガンコントローラーと呼ばれる銃型([[光線銃]])コントローラーも見られ、古く[[大型筐体ゲーム|体感ゲーム]]が流行した時代には、家庭用ゲーム機に接続、またがって操作する大型コントローラーも登場([[セガ]]・[[ハングオン]])している。
 
また[[携帯型ゲーム]]機では、[[タッチパネル]]などの表示機能と操作機能を合体させた操作部分を搭載する機種([[ニンテンドーDS]]など)もあり、[[ゲームキューブ]]と[[ゲームボーイアドバンス]]を接続した場合には、携帯ゲーム機側にソフトウェアを入れずに電源を入れた際に、携帯ゲーム機がそのままコントローラーとして使用でき、かつ個別画面を表示するなどの機能も見られる。
 
==関連項目==
*[[ステアリングコントローラ]]
*[[マウス]]
 
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