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普通の[[シダ植物]]は、葉の上に[[胞子]]を形成し、放出された胞子は湿った地面で発芽して[[前葉体]]となる。前葉体の下面に造精器、生卵器を形成、[[受精]]が起こる。受精卵は前葉体の上で発生をはじめ、植物体が発達する。
 
進化の道筋としては、おそらくそのような形から、精子のみを作る雄性前葉体と卵のみを作る雌性前葉体が分かれるものが現れたらしい。現在でも[[水生シダ類]]などにそのようなものがあり、雌性配偶子になる大胞子と雄性配偶子になる小胞子を別々の胞子のうの中に作る。
さらに、大胞子が胞子のうから出る前に発生を始めるものが現れ、それを保護するための覆いが発達したのが種子の起源であると思われる。このようなことになったのは、陸上生活する[[維管束植物]]の生活史の中で、前葉体の時代が最も水に依存するからであろう。[[精子]]が[[卵]]の所まで泳がなければならない。そのためには水が必要になり、水がなければこの段階を超えられない。そこで、この段階を母植物の上で過ごしてしまう方向へ進化が進んだのであろう。精子を作る小胞子は種子のそばで発芽し、そこで精子を作れば、母植物の葉先の水滴だけで受精が可能になる。[[ファイル:Cycas revoluta female cone01.jpg|225px|thumb|right|ソテツの雌花]]