「マックス・クラウゼン」の版間の差分

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=== 中国 ===
[[画像:StampStamps Richardof SorgeGermany (DDR) 1976, MiNr Block 044.jpg|thumb|250px|ゾルゲを顕彰した東ドイツの切手(1976年)]]
上海では商店に偽装した拠点から[[ウラジオストク]]に向けて打電する任務に就いた。そこでクラウゼンは携帯できるトランク大の通信機を作成する。折しも[[満州]]で[[中華民国]]とソ連が武力衝突していたので、彼はフランス領事館の臨時職員となって[[ハルビン]]に赴き、ホテルの一室から無線で情報を送り続けた。任務を終え上海に戻ると、上司が[[リヒャルト・ゾルゲ]]に交代した。ゾルゲに与えられた最初の任務は、[[広州市]]でエージェントのために通信機を作成することだった。この頃同じアパートに住む[[ノヴォシビルスク]]出身の看護婦アンナと知り合う。クラウゼンと同年齢の彼女は、[[セミパラチンスク]]で[[フィンランド]]人と結婚したが[[ロシア革命]]を避けて亡命した上海で未亡人となり、今はフィンランド国籍になっていた。のちにアンナはクラウゼンの妻となる。