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'''虎狼狸'''(ころうり)とは、[[江戸時代]]の絵巻などに登場する[[日本]]の[[妖怪]]である。
 
その名の通り、[[トラ|虎]]、[[オオカミ|狼]]、[[タヌキ|狸]]が合体したような姿をしている。当時[[江戸]]では[[コレラ]]が流行っており、病気の根源といわれ恐れられたのがこの妖怪である。名前は3つの動物の読み方と、コレラがなまったためによる。
== 概要 ==
その名の通り、[[トラ|虎]]、[[オオカミ|狼]]、[[タヌキ|狸]]が合体したような姿をしている。当時[[江戸]]では[[コレラ]]が流行っており、病気の根源といわれ恐れられたのがこの妖怪である。名前は三つの動物の読み方と、コレラがなまったためによる。
 
== 誕生と経緯 ==
当時のコレラの惨状を綴った『安政箇労痢流行記概略』によれば、[[幕末]]の[[黒船]]来航に伴って日本にコレラが伝染し、江戸だけでも数十万人が感染したとあるが、病気の原因が不明であったことから、当時の庶民は妖怪変化の仕業として「虎狼狸」の字を当て、あらぬ説を流言したという<ref>{{Cite web|author=小泉博明|date=2007|url=http://cicero.u-bunkyo.ac.jp/lib/kiyo/fsell2007/311-324.PDF|title=病者への否定的な眼差し|format=PDF|publisher=[[文京学院大学]]・[[文京学院短期大学|短期大学]]|accessdate=2008-12-16}}</ref><ref name="jikenbo">{{Cite book|和書|author=田中聡|title=江戸の妖怪事件簿|year=2007|publisher=[[集英社]]|series=[[集英社新書]]|isbn=978-4-08-720398-1|pages=187-193頁}}</ref>。
 
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{{DEFAULTSORT:ころうり}}
[[Category:日本の妖怪]]
[[Category:感染症]]
[[Category:日本の医史]]