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[[1730年代]]にこの地が産する銅に目をつけたロシアの大富豪・[[デミドフ家]]によって町が作られた。[[1747年]]には銀鉱山も発見される。デミドフ家の工場は、ほどなく[[ロシア皇帝]]に接収され、ロシアの銀生産の拠点都市となる。[[19世紀]]初頭までにロシアが産する銀の90%はアルタイ地方からであった。バルナウルにはロシア最大の銀の精錬工場があり、生産量の増加とともに市の人口も増えていった。[[20世紀]]の初めまでにはバルナウルは、この地方の交易や文化の中心地に成長した。[[トルキスタン・シベリア鉄道]]が開通すると交通の拠点ともなった。
 
[[第二次世界大戦]]ではアルタイ地方の人々の多くが前線に出征し、数十万人が命を落とした。戦場からは遠く離れていたバルナウルの中心部に[[ロシア正教]]の教会や戦没者記念碑があるのはこのためである。戦地を逃れ多くの工場がこの地に疎開したために、第二次世界大戦を契機に市の工業は大きく発展した。現在でもロシア最大の兵器工場の1つがバルナウルにある。
 
今日のバルナウルは西シベリア最大の工業都市であり、約12万人の労働者が100を越える企業に従事している。[[ダイアモンド]]の研磨業も市の新しい産業で、ロシアで唯一、バルナウルだけで行われている。