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上記のような[[都市伝説]]ではなく、米軍上陸を前に決戦場と位置付けられていたフィリピンで計画された、金塊による兵站維持計画に関する記述を、太平洋戦争当時[[大本営]]の情報参謀を務めた[[堀栄三]]が自身の著書に残している。
 
堀栄三の記述によれば、山下大将に送られた金とは、上記の伝説にあるような東南アジアから徴発した金塊などではなく、フィリピンにおけるアメリカ軍の経済攪乱(実態は日本軍が軍票を乱発したために起きた信用喪失と、米軍上陸前の売り惜しみによる物資不足)に対抗し、フィリピンの華僑系財閥から物資調達の協力を得るために、日本から送られた“マル福”(”(円形の金貨に『福』の字が刻印されているため)と通称される特製の金貨だった。
 
その総数は金貨二万五千枚と言われ、そのサイズ・品位は、直径:30.54mm 重量:31.0g 品位:24K (1000)とされており、受取った相手も贋物を警戒して鋳潰すか、圧延してしまう事が予想されたため、極めてシンプルなデザインだった。