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=== オペレーティングシステムでの入出力 ===
{{see also|標準ストリーム}}
[[オペレーティングシステム]]では、ユーザ向けに、[[デフォルト]]の入出力経路や装置を用意していることが多い。
コンピュータにおいて特に指定しないときに用いられる([[デフォルト]]の)データの入力・出力を標準入出力と言う。[[キャラクタ (コンピュータ)|キャラクタ]]ベースを想定した[[オペレーティングシステム]]([[UNIX]]系OS、[[MS-DOS]]等)では、以下の種類がある。(カッコ内は[[ファイル (コンピュータ)|ファイル]]ハンドル)
 
以下は[[UNIX]](および[[MS-DOS]]など、いわゆるUNIX風のシステム)の[[プロセス]]においてデフォルトの[[ファイル記述子]]に対応する、標準入出力と呼ばれる入出力。カッコ内は略称(C言語の標準のライブラリ仕様にも含まれている)。
; 標準入力 (stdin)
: 一般的には[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムもしくは実行プログラム)への指示や入力データを投入するための入力装置
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; 標準エラー出力 (stderr)
: 一般的にはディスプレイ(キャラクタ表示)に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムもしくは実行プログラム)からの実行状態の経過報告等が表示される2番目の表示出力装置
以下はMS-DOSが、標準で用意している、装置の入出力。カッコ内は同じく略称。
; 標準補助入出力 (stdaux)
: 一般的には[[RS-232]]や[[通信回線]]に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムや実行プログラム)が、通信回線経由で接続されている端末等との間でデータの入出力を交わす為の入出力装置
; 標準プリンタ出力 (stdprn)
: 一般的には[[プリンター|プリンタ]](キャラクタ出力)に対応する。実行プログラムからの帳票印字を出力する為の装置
コンピュータに搭載されているオペレーティングシステムによって、備わっている標準入出力の種類や個数は異なる。しかし通常、そのオペレーティングシステムで扱えるは、それらや他の種類のファイルなどを全て、ファイル記述子いったものに抽象化し、同列の存在として扱われうようにしていことが多い
 
ファイル記述子(など)の入出力先を切り替える事を、[[リダイレクト (CLI)|リダイレクト]]と言う。
コンピュータに搭載されているオペレーティングシステムによって、備わっている標準入出力の種類や個数は異なるが、通常、そのオペレーティングシステムで扱える他の種類のファイルと同列の存在として扱われる。
 
なお、オペレーティングシステム(や実行プログラム)の設計時に標準の入出力先として想定している装置から、別の装置へと入出力先を切り替える事を、[[リダイレクト]]と言う。
 
=== 主な入出力装置 ===