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一般に、[[半減期]]が地球の年齢より十分に短い核種は、地球誕生から現在までの間に、崩壊しているため自然界には存在しない。ただし、[[ラドン]]や[[ポロニウム]]のように半減期は短い核種でも、ウランやトリウムの[[崩壊生成物]]として生まれ続けている核種は、自然界に存在する。
天然放射性元素には、[[ウラン]]238や[[トリウム]]232などの、半減期が地球の年齢と同等かそれ以上の核種が存在する。そ天然に存在する元素としては、ウランの中で原子番号92のウランの半減期が一般に最大とされている。[[ウラン235]]とは約7億年、[[ウラン238]]のは44.6億年と半減期はが長く、地球の歴史を持ちこたえて残存したが、原子番号93の[[ネプツニウム]]以降は半減期の短い核種しかないためである。ゆえに、ネプツニウム以降の人工放射性元素は、[[超ウラン元素]]とも呼ばれる。(ただし、[[ネプツニウム]]と[[プルトニウム]](原子番号94)はウラン238の崩壊生成物として、微量ながら自然界にも存在することがわかっている。[[アメリシウム]](原子番号95)以上の原子番号の元素は自然界には存在しない)。
ゆえに、ネプツニウム以降の人工放射性元素は、[[超ウラン元素]]とも呼ばれる。特に、[[アメリシウム]](原子番号95)以上の原子番号の元素は自然界には存在しない。例外的に、ネプツニウムと[[プルトニウム]](原子番号94)は人工放射性元素であるが、ウラン238の崩壊生成物として、微量ながら自然界にも存在することがわかっている。
== 応用 ==
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