「回路図」の版間の差分

** 通常の開発・設計手順を踏んだ場合、回路図CADからアートワーク用CADへデータが読み込むため、双方の間に最初矛盾は起こらない。だが、開発・設計の経過で部品や定数、ネットが変更されること(設計変更:設変(せっぺん))がしばしばあり、双方の更新・修正をきちんと行わないと、論理的な矛盾が発生しエラーが出る。
** その代わり、回路図が正しく、設計の過程で発生した修正も正しく更新されていれば、回路図と仕上がったプリント基板との間に、誤配線は発生しない。
* 回路の[[シンボル]]は[[国際電気標準会議|IEC]]で定められている。しかし手書き時代から、国ごとの標準規格では違っていたり、標準と違ってもわかりやすいものが使われたりしていた。コンピュータ化後もCADメーカ、セットメーカにより異なったシンボルが使われていたり、同じシンボルであってもアレンジされたものが使われており、その表記法は統一されていない。
** 特に近年、プリント基板はアートワーク用CADで設計することが一般的になっており、その場合、シンボルの形状・デザインは結線する上でまったく意味を持たず、結線さえ合っていればアートワークそのものには支障は無いため、大きな不都合は生じない(期待する性能が出るかどうかは別問題である)。
** 一方従来、ICに複数の電圧が使用されている場合(1.8V, 2.5V, 3.3V, 5Vや、ロジック用電源とアナログ用電源など)であっても同じシンボルが使えたが(プロの設計の場合、紙に手書きであっても同じシンボルを使うことは稀である)、CADになってからは同じシンボルを使用すると、CAD側では判別がつかず、同じ電源として処理してしまうため、別々にシンボルを定義する必要が生じている。