「可変バルブ機構」の版間の差分

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== バリエーション ==
=== カム+油圧+電子制御・操作 ===
カム形状で、油圧を発生し、必要バルブを開く圧力とする。バルブはスプリングで常に閉まる仕組みになっている。<br>
バルブを最も開く、カム形状にして、油圧を逃がしてバルブを開かない制御をする。<br>
このことにより、最大必要以上にバルブは開くことがないため、電子制御不能でも、ピストンとぶつかる危険がない。<br>
バルブを開くときに、一度閉じることができる。それにより、吸気速度を上げ、燃焼効率あげることができる。(と、フィアットのエンジンにて解説)
 
 
=== 1カム・タイプ(カム形状固定型) ===
[[ファイル:NISSAN VQ35HR - CVTC and eVTC.jpg|thumb|280px|right|日産・CVTC、eVTC(位相変化型)]]
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:* 短所 - 構造が複雑で、動弁系の重量が大きくなる。BMWの[[直列6気筒]]の[[ガソリン直噴エンジン|ガソリン直噴]][[ツインターボ]]エンジンでは、[[インジェクター]]が邪魔になり採用されなかった。
:* 採用例 - [[BMW]]・バルブトロニック、[[日産自動車|日産]]・[[VVEL]]、トヨタ・[[バルブマチック]]、三菱・新型MIVEC(モーターショーで展示)
 
=== カム+油圧+電子制御・操作 ===
フィアットでは「マルチエア(Mulutair)」「ツインエア(Twinair)」、シェフラーグループでは「ユニエアー(UniAir)」と呼ぶ可変バルブ機構である。
これは、カムで直接バルブを開かず油圧によってバルブを開くようにし、カムで駆動されるポンプとバルブを開くシリンダーの間に電磁式のリリーフバルブを設けることでシリンダーへ供給される圧力を調整し、バルブの作動を調節する機構である。作動シリンダーに油圧が供給されていないときは、一般的なバルブ同様スプリングによって閉じられる。<br>
油圧を発生させるカムは最大リフト形状にしておくが、エンジンの負荷状況に合わせ不要な油圧を逃がすことでバルブの開度を制御をする。このことにより、最大必要以上にバルブは開くことがないため、電子制御不能になってピストンとぶつかる危険がない。<br>
バルブを開くときに、一度閉じることができる。それにより、吸気速度を上げ、燃焼効率あげることができる。(と、フィアットのエンジンにて解説)
 
== 歴史 ==