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'''山口鉄道部'''(やまぐちてつどうぶ)とは、かつて[[山口県]][[山口市]]の[[山口駅 (山口県)|山口駅]]構内にあった[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の[[鉄道部]]の一つ。[[西日本旅客鉄道広島支社|広島支社]]の管轄。同鉄道部には約130人の社員がいた。[[車両基地]](山口鉄道部車両管理室)を有すとともに、[[やまぐち (列車)|SLやまぐち号]]の運転も担当しており、[[蒸気機関車]]の運転士養成も行っていた。部内略称は「山鉄(やまてつ)」である
 
本項目では、山口鉄道部車両管理室の前身である'''小郡運転区'''(おごおりうんてんく)についても記
2009年6月の鉄道部再編に伴い、[[山口地域鉄道部]]ならびに[[下関地域鉄道部#下関車両センター|下関総合車両所]]新山口支所に再編された。
 
;== 山口鉄道部 ==
本項目では、山口鉄道部車両管理室の前身である'''小郡運転区'''(おごおりうんてんく)についても記す。
[[西日本旅客鉄道広島支社|広島支社]]が管轄している。[[車両基地]](山口鉄道部車両管理室)を有すとともに、[[やまぐち (列車)|SLやまぐち号]]の運転も担当しており、[[蒸気機関車]]の運転士養成も行っていた。
 
2009年6月の鉄道部再編に伴い、[[山口地域鉄道部]]ならびに[[下関地域鉄道部#下関車両センター|下関総合車両所]]新山口支所に再編された。
== 管轄路線 ==
 
=== 管轄路線 ===
※管轄境界駅については、山口鉄道部が管理を担当している駅を記載している。
* [[山口線]]全線。但し、[[新山口駅]]は広島支社[[下関地域鉄道部]]、[[益田駅]]は[[西日本旅客鉄道米子支社|米子支社]][[浜田鉄道部]]の管轄)
 
=== 乗務員乗務範囲 ===
; 運転士乗務範囲
:* 山口線全線全列車)
なお山口線で1往復運転されている[[貨物列車]]は、山口線内に関しては列車の運行主体である[[日本貨物鉄道|JR貨物]]の運転士ではなく山口鉄道部の運転士が乗務している。
 
; 車掌乗務範囲
:* 山口線普通・快速列車:新山口駅 - 宮野駅
:* SLやまぐち号 : 新山口駅 - 津和野駅
 
=== 沿革車両管理室 ===
; 小郡運転区(←小郡機関区←小郡機関庫←三田尻機関庫)
* {{和暦|1898}}[[3月17日]] : [[山陽鉄道]]・[[徳山駅]] - 三田尻駅(現:[[防府駅]])間の開通と同時に、三田尻駅構内に'''三田尻機関庫'''が設置される。
* {{和暦|1928}} : 三田尻機関庫が小郡駅(現・[[新山口駅]])に移転し'''小郡機関庫'''に改称。
* {{和暦|1935}} : 小郡機関庫を'''小郡機関区'''に改称。
* {{和暦|1973}} : [[山口線]]定期列車、防府駅・小郡駅構内入換無煙化によりSL廃止。
* {{和暦|1979}} : 山口線にSL運転が復活し、蒸気機関車を再配備。
* {{和暦|1987}} : JR発足。小郡機関区から小郡運転区に改称。
** なお、三田尻機関庫・小郡機関区は山陽本線の管轄として設置されており、蒸気時代は山口線を管轄する山口線管理所は[[津和野駅]]構内の小郡機関区津和野支区(旧:三田尻機関区津和野支区)に設置されていた。
; 山口鉄道部
* [[1990年]](平成2年)[[6月1日]] : 鉄道部制度に伴い、第1次鉄道部として発足。
* [[1995年]](平成7年)[[10月1日]] : 小郡運転区を編入して車両管理室とする。
* [[2009年]](平成21年)[[6月1日]] : 鉄道部制度見直しに伴い、運行管理部門については[[下関地域鉄道部]]の一部エリアと[[宇部新川鉄道部]]と統合の上、[[山口地域鉄道部]]に改組。車両管理室については下関地域鉄道部の車両管理部門(下関車両センター・下関車両管理室)が独立する'''[[下関総合車両所]]'''の出先機関('''下関総合車両所運用検修センター新山口支所''')となった。
 
== 車両管理室 ==
{{main|下関総合車両所#新山口支所}}
'''車両管理室'''は、山口鉄道部管下の[[車両基地]]で、新山口駅構内に施設がある。かつては、'''小郡運転区'''(おごおりうんてんく)と称したが、1995年10月1日に山口鉄道部の下部組織となった。現在では[[下関総合車両所]]の出先機関である、'''下関総合車両所運用検修センター新山口支所'''となっている。
 
=== 所属車両の車体に記されていた略号 ===
* 「'''広クチ'''」:広島支社を意味すの略号である「広」と、山口を意味すの[[電報略号 (鉄道)|電報略号]]である「クチ」から構成されていた「'''広クチ'''」であった。なお、小郡運転区時代は「'''広コリ'''」(「コリ」は小郡を意味する)だった。
 
=== 沿革 ===
* [[1990年]]([[平成]]2年)[[6月1日]] : 鉄道部制度に伴い、第1次鉄道部として発足。
* [[1995年]](平成7年)[[10月1日]] : 小郡運転区を編入して車両管理室とする。
* [[2009年]](平成21年)[[6月1日]] : 鉄道部制度見直しに伴い、運行管理部門については[[下関地域鉄道部]]の一部エリアと[[宇部新川鉄道部]]と統合の上、[[山口地域鉄道部]]に改組。車両管理室については下関地域鉄道部の車両管理部門(下関車両センター・下関車両管理室)が独立する'''[[下関総合車両所]]'''出先機関('''下関総合車両所運用検修センター新山口支所''')とった
 
== 小郡運転区 ==
** なお小郡運転区は、かつて三田尻機関庫・小郡機関庫・小郡機関区であり、三田尻機関庫・小郡機関区は山陽本線の管轄として設置されており、蒸気時代は山口線を管轄する山口線管理所は[[津和野駅]]構内の小郡機関区津和野支区(旧:三田尻機関区津和野支区)に設置されていた。
 
* {{和暦|[[1898}}年]]([[明治]]31年)[[3月17日]] : [[山陽鉄道]][[徳山駅]] - 三田尻駅(現在の[[防府駅]])間の開通と同時に、三田尻駅構内に'''三田尻機関庫'''が設置される。
* {{和暦|[[1928}} : 年]]([[昭和]]3年):三田尻機関庫が小郡駅(現在の[[新山口駅]])に移転し'''小郡機関庫'''に改称。
* {{和暦|[[1935}} : 年]](昭和10年):小郡機関庫を'''小郡機関区'''に改称。
* {{和暦|1973}} : [[1973年]](昭和48年):山口線]]定期列車、防府駅・小郡駅構内入換無煙化によりSL廃止。
* {{和暦|[[1979}} : 年]](昭和54年):山口線にSL運転が復活し、蒸気機関車を再配備。
* [[1987年]](昭和62年):[[国鉄分割民営化]]によりJR西日本に継承。小郡機関区から小郡運転区になる。
 
 
{{DEFAULTSORT:やまくちてつとうふ}}