「写真レンズ」の版間の差分

=== 特殊レンズ/用途・形状別による分類 ===
; 魚眼レンズ
: 通常[[ザイデル収差#種類|歪曲収差]]は可能な限り補正するが、歪曲収差をコントロールした状態で残して、画像が歪んで特殊な効果を出せる超広角レンズを魚眼レンズという。{{main|魚眼レンズ}}
[[Image:Canon TS-E24mm F3.5L.jpg|thumb|right|キヤノンTS-Eレンズ]]
; PCレンズ
: PCはパースペクティブ・コントロールの意。シフトレンズとも称する。PCレンズはレンズ系の平行移動ができるシフト機構を内蔵している。たとえば高さのある建物全体を撮影する場合、一般のレンズで撮影すると見上げる形になり、上すぼまりに写る。これをカメラごと上に向けるのではなく、カメラを水平に保ったまま、シフト機構によりレンズ系だけを上に平行移動させて建物の上部までが入るように撮影すると、見上げて撮影した場合と同じような構図で、かつ垂直方向がすべて平行の画像が得られる。[[シフト]]機構に加えてティルト機構を持つレンズもあり、メーカによりTS-E、PC-Eレンズなどと呼ばれる。これはレンズ系を斜めに動かす機構で、ピント面をフィルム面と非平行にするものである。シャインフリュークの法則により手前から奥までパンフォーカスにする、また逆に不自然にピントの合う範囲を狭める等の効果が得られる。
; パンケーキレンズ
: レンズの全長が[[ホットケーキ|パンケーキ]]のように薄く軽いレンズをいう。ボディに装着しても通常のレンズのようにかさばらないので、バッグへの収納が容易になり、スナップショット用として使われる。光学系は主にテッサー型を使用していることが多いがダブルガウス型を採用する製品もある。
: 一般より高い撮影倍率で[[接写]]撮影ができるよう設計されたレンズ。通常のマクロレンズでは最大撮影倍率が1/2倍<ref>すなわち被写体がフィルム/撮影素子に実際の大きさの半分の大きさで写る倍率。</ref>、もしくは等倍<ref>すなわち被写体がフィルム/撮影素子に被写体の大きさそのままに写る倍率。</ref>のものが多い。動物などに接近せず大きく撮影する目的で被写体までの距離を長くとることができる「望遠マクロ」と呼ばれるタイプのレンズもある。文献の複写、生物や工芸品等の細かいパーツ等を写す場合などに用いられるが、接写だけでなく無限遠からピントが合い通常の撮影にも対応できるものも多い。マクロ写真専用の特殊なレンズでは1~20倍程度の撮影に特化したものがあり、これらのレンズの多くは顕微鏡の対物レンズのような姿をしている。ニコンでは設計倍率が等倍未満の製品を「マイクロレンズ」、設計倍率が等倍を超える製品を「マクロレンズ」として区別している<ref>古くは「拡大光学系」であることをもってマクロレンズの定義としていたため、等倍未満はマクロには当たらないというのがニコンの見解である。マクロかそうでないかを論理的に線引きしようとすれば、等倍以外に妥当な境界線がないため、それに準じているとも言える。設計基準倍率が等倍の大判レンズ、NIKKOR-AMは「マクロ」を名に持つ数少ないニッコールレンズであった。</ref>。
; ソフトフォーカスレンズ
: ハイライト部分から光がにじみだすような描写が可能なレンズ。意図的に[[ザイデル収差#種類|球面収差]]を発生させて柔らかな描写を発生させるものが多い。またソフト効果をオフにして通常撮影もできるレンズもある。
 
== レンズのテクノロジー ==
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