「プロジェクト」の版間の差分

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m →‎語の構造: 補記。よく間違えられているので。辞書と、書籍等における実際の用例をご覧下さい。
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== 語の構造 ==
語源としては、pro + ject =前方(未来)に向かって投げかけること、という構造になっている。「○○ Project」の語順で使うこともあれば、「Project ○○」の語順で使うこともある。日本語の訳語としては通常「~'''[[計画]]'''」が当てられる。
 
ただし、同じ語源を持つ[[ロシア語]]の単語 {{Lang|ru|прое́кт}} は多くの場合、「計画」や(日本語の)「プロジェクト」(大規模な計画)という意味ではなく、「[[設計]]」あるいは「[[図面|設計図]]」という意味で用いられている。ロシア語の場合、日本語の「計画」に当たる意味で用いられるのはふつう {{Lang|ru|план}} である(英語の {{Lang|en|plan}} と同じ語源)。それぞれの単語からは、主に「設計する」という意味の {{Lang|ru|проекти́ровать}} と、主に「計画する」という意味の {{Lang|ru|плани́ровать}} という[[動詞]]が作られている。ただし、対応する日本語の訳語は基本であり、実際には下に述べるような文脈によって逆の日本語訳があてられる場合がある。
 
例えば、ロシア語で {{Lang|ru|прое́кт корабля́}} といえば「船の設計(図)」という意味であり、「船を建造する計画」のことではなく「設計(図)」そのものを指す。この場合 {{Lang|ru|план}} という単語は用いない。「船を建造する計画」の場合は {{Lang|ru|план}} を用い、 {{Lang|ru|план строи́тельства корабля́}} となる。このような「何かをする計画」の場合には {{Lang|ru|план}} を用い、 {{Lang|ru|прое́кт}} は用いない。
 
訳語が入れ替わるのは、「将来設計」({{Lang|ru|прое́кт бу́дущего}} ではなく {{Lang|ru|план бу́дущего}})のような日本語の慣用上、語彙が決まっている場合である。日本語では「将来計画」とも言い換えられるのにロシア語で言い換えできないのは、「将来計画/設計」という慣用表現の意味内容が「将来の設計図」(抽象的なものではなく、まさに具体的に線を引いて作成される設計図そのもの)なるものを作成することではなく、あくまで「将来どうするか計画を立てる」という意味だからである。
 
== 有名なプロジェクトの例 ==