「教相判釈」の版間の差分

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これは[[醍醐]]のたとえとしても有名である。しかし、この涅槃経の記述は、あくまでも、あらゆる経典の中で涅槃経が最後であり優れたものである、ということを説いたもので、厳密にいえば、そこに法華経の名称は見当たらない。
 
実際に涅槃経を読めば「牛より乳を出し、乳より酪酥(らくそ)を出し、酪酥より熟酥(じゅくそ salpissarpis サルピス:[[カルピス]]の語源)を出し、熟酥より醍醐を出す、仏の教えもまた同じく、仏より十二部経を出し、十二部経より修多羅(しゅたら)を出し、修多羅より方等経を出し、方等経より般若波羅密を出し、般若波羅密より大涅槃経を出す」(「譬如從牛出乳 從乳出酪 從酪出生蘇 從生蘇出熟蘇 從熟蘇出醍醐 醍醐最上 若有服者 衆病皆除 所有諸藥、悉入其中 善男子 佛亦如是 從佛出生十二部經 從十二部経出修多羅 從修多羅出方等経 從方等経出般若波羅蜜 從般若波羅蜜出大涅槃 猶如醍醐 言醍醐者 喩于佛性」)とある。
 
したがって厳密には、以下のように配釈される(と想定される)。