「カメ」の版間の差分
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→生態: -名前:マリオン→ノート参照。Marion"s tortoiseはマリオンが飼育していた亀の意 |
→ペット: ワシントン条約の掲載種を整理してみました |
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ペットとして世界で広く飼育されており、希少種は高額で取引されることも少なくない。特に小型の陸生カメ類や淡水生カメ類はペットとして飼育されることがある。もっともポピュラーな種は[[ヨツユビリクガメ]]や[[ギリシャリクガメ]]、[[アカミミガメ]]などである<ref name="Alderton">David Alderton (1986). ''An Interpret Guide to Reptiles & Amphibians'', Salamander Books Ltd., London & New York.</ref>。
[[ワシントン条約]]により[[ウミガメ]]
飼育にあたっては、大きさ(甲長)に対して体重が重いため同じ爬虫類でペット用に主に流通する[[有鱗目 (爬虫類)|有鱗目]]と比べて大型のケージが必要になる。夏場は頻繁に動き回り代謝も高いが、気温、水温が低くなると[[変温動物]]のため体温も低下し、10~12度以下でほぼ冬眠状態となる。陸棲種は活動しやすいよう底面積を重視した大型のケージと体温を維持するためのホットスポットの設置が望ましい。カメは社会性を持たず単独行動を基本とする習性があり、繁殖を目的する場合を除いては個体同士の接触には事故やストレスが発生しないよう注意が必要である。
==== 日本 ====
日本([[本土]]<!--- 内部リンク先の、一般的な意味での --->)には[[ニホンイシガメ]]や[[スッポン]]が在来種として分布しているほか、18世紀末頃に[[クサガメ]]が<ref name=Kusagame>{{Cite web|url=http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30030.html|title=クサガメ|accessdate=2011-05-17|author=独立行政法人 国立環境研究所}}</ref>、20世紀中頃に[[ミシシッピアカミミガメ]]がペットとして持ち込まれ、それが遺棄されたものが分布している<ref name=red-eared-slider>{{Cite web|url=http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30050.html|title=ミシシッピアカミミガメ|accessdate=2011-05-17|author=独立行政法人 国立環境研究所}}</ref>。また、ニホンイシガメとクサガメの交雑種の[[ウンキュウ]]が生じており、遺伝子汚染や生息地や餌の競合が懸念されているが<ref name=Kusagame />、一方でニホンイシガメやクサガメの幼体([[ゼニガメ]])やミシシッピアカミミガメの幼体(ミドリガメ)などがペットとして流通している。アカミミガメは爬虫類のペットとしては最も多く輸入、流通しているとみられ、アメリカから年間数十万から百万個体の幼体が輸入されている<ref name=red-eared-slider />。一方のアメリカでは4センチメートル以下の幼体の販売は禁止されているほか、オーストラリアや韓国、南アフリカ共和国などでは輸入が禁止されている<ref name=red-eared-slider />。
日本固有種の保護のため、[[特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律|外来生物法]]により[[カミツキガメ]]が特定外来生物に、アカミミガメ、[[ワニガメ]]などが[[要注意外来生物]]に指定されている<ref name=nies_DB>{{Cite web|url=http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/toc3_reptiles.html|title=爬虫類|accessdate=2011-05-17|author=独立行政法人 国立環境研究所}}</ref>。
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