「Honda IMAシステム」の版間の差分
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[[2004年]]に北米で発売されたアコードハイブリッドは、[[ホンダ・J型エンジン|J30A型]] V型6気筒 SOHC 3.0Lエンジンと上記2車種と比較して大排気量のエンジンを搭載しているが、低燃費技術の[[i-VTEC]]とVCMを採用、VCMによって巡航時は前側3気筒のみで駆動することによって低燃費を実現している。
[[2005年]]に発売された2代目シビックハイブリッドでは基本は初代と同じ1.3Lエンジンであるが3ステージi-VTECとなり全気筒休止も可能となった。全気筒休止により回生の効率向上し、低速クルーズと緩加速時にモーターのみでの走行モードの追加がなされ、3ステージi-VTECによる低速カム高速カムの切り替えによりエンジン出力が向上している。また、結果的に[[窒素酸化物|
[[2009年]]に発売された2代目インサイトでは、上記シビックハイブリッドのエンジンを基本とするが、i-VTECは3ステージから2ステージに変更となり、気筒休止と通常動作の切り替えのみとなった。そのため、シビックハイブリッドに比べて最大出力は若干低下している。引き続き、低速クルーズでモーターのみの走行が可能になっている。
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=== バッテリー ===
====ニッケル水素電池====
電池は円筒形モジュールであり、個々のセルが20個[[直列]]に接続されて1つのユニットを構成し、3時間放電率で6.0Ahの容量を持つ。モーター同様に小型化が図られ、ラゲッジスペース下・後輪の間のスペースに設置されている。バッテリーのそばに
2001年に登場した初代シビック ハイブリッドのIMAバッテリーにも
▲1999年に初代インサイトに採用された蓄電装置には[[ニッケル水素電池|ニッケル水素(Ni-MH)電池]]が採用され、「IMAバッテリー」と名付けられた。
▲電池は円筒形モジュールであり、個々のセルが20個[[直列]]に接続されて1つのユニットを構成し、3時間放電率で6.0Ahの容量を持つ。モーター同様に小型化が図られ、ラゲッジスペース下・後輪の間のスペースに設置されている。バッテリーのそばにPCU(パワーコントロールユニット:モーター及びバッテリーを制御する装置)が配置されている。
▲2001年に登場した初代シビック ハイブリッドのIMAバッテリーにもニッケル水素(Ni-MH)電池が採用されているが、二次電池の調達先の変更(パナソニックEVエナジー → [[三洋電機]])によって様々な面で改良が図られており、更なる小型化で容積を約30%削減し、性能向上が図られた。このIMAバッテリーにPCUを統合、IPU(インテリジェントパワーユニット)と名付けられ、電装ユニット全体の容積を約50%削減でき、このIPUをリヤシート裏に沿って設置し、4ドアセダンとして実用になる程度のトランクスペースが確保できるようにした。
以降、2005年に登場した2代目
▲2004年以降の初代[[インサイト]]や[[ホンダ・アコードハイブリッド|アコードハイブリッド]]にも改良型のIMAバッテリーが採用され、
▲以降、2005年に登場した2代目[[シビック ハイブリッド]](FD3型)、2009年に登場した2代目[[インサイト]](ZE2型)、2010年に登場した[[CR-Z]]、[[フィットハイブリッド|フィット ハイブリッド(GP1型)]]にも、同種のニッケル水素電池が採用されている。
===== リチウムイオン二次電池 =====
2011年に北米市場において登場した3代目シビックハイブリッドのIMAバッテリーには、[[GSユアサ]]と[[本田技研工業]]の合弁会社である[[ブルーエナジー]]社製の[[リチウムイオン二次電池]]が搭載された。Hondaのハイブリッド車として初めて高出力な[[リチウムイオン二次電池|Li二次電池]]を採用する3代目シビックのIPUは、3.6V×40セルの構成によりバッテリー電圧は144Vとなり、先代のニッケル水素電池に比べてエネルギー密度が2倍、出力密度が4倍、出力が33%アップの20kWとなったが、体積は36%減の16L、重量も29%減の22kgと大幅な小型軽量化を果たし、搭載性の向上に寄与する事となった。▼
▲[[GSユアサ]]と[[本田技研工業]]の合弁会社である[[ブルーエナジー]]社製の[[リチウムイオン二次電池]]が搭載された。Hondaのハイブリッド車として初めて高出力な[[リチウムイオン二次電池|Li二次電池]]を採用する3代目シビックのIPUは、3.6V×40セルの構成によりバッテリー電圧は144Vとなり、先代のニッケル水素電池に比べてエネルギー密度が2倍、出力密度が4倍、出力が33%アップの20kWとなったが、体積は36%減の16L、重量も29%減の22kgと大幅な小型軽量化を果たし、搭載性の向上に寄与する事となった。
=== キャパシタ ===
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[[Category:自動車工学]]
[[Category:自動車エンジン技術]]
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