「原子力撤廃」の版間の差分

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近年の[[地球温暖化]]に対する世界的な危機感によって、温暖化を促進する二酸化炭素の排出量が火力発電に比して少ない(発電プロセスそのものでの二酸化炭素発生はないが、燃料濃縮にエネルギーの投入が必要となるほか、ウラン採掘や施設建設の際にも二酸化炭素を排出するので「原子力発電所は温室効果ガスを発生しない」というのは厳密には誤り)という原子力発電の利点に注目が集まっている。
 
なお、[[反原発]]派の人々の多くが同時に地球温暖化問題に敏感な層でもあり、彼らの多くは火力発電への回帰ではなく、[[太陽光発電]]・[[風力発電]]・[[バイオマス]]といった[[再生可能エネルギー]]や、[[燃料電池]]を活用した[[分散型電源]]への転換を主張している(一部は[[核融合炉]]の開発を支持している)。現時点で再生可能エネルギーでは全ての電力需要は賄えないということもあり<ref>ほとんどは21世紀初頭の現在も研究開発中であり、既存動力の代替には未だなり得ていない“夢のエネルギー”。太陽電池は東京ディズニーランド10個分でやっと100万キロワット級発電所1基になる程度の上、日没から日の出まで起電出来ない。また曇天の日は起電力が極端に低下し、24時間366日一定の出力を必要とする商用発電には向かない。風力発電は風車の低周波騒音が問題になっており、実験を行なっている地域でも年間出力の見通しが甘く実用に耐えなかったところや破損し修復されず放置状態のところが出ている</ref>、EU諸国や北米では地球温暖化対策の一つとして原子力発電へのシフトが政治課題として浮上してきている。
 
===原油価格高騰問題===