「イスラム美術」の版間の差分

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考古学関係の微加筆。-{{翻訳直後}} (半年経過のため。引き続き推敲や加筆をよろしくお願いします)
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<!-- 翻訳直後メモ
{{翻訳直後|1=[http://fr.wikipedia.org/w/index.php?title=Arts_de_l'Islam&oldid=59659082 仏語版 "Arts de l'Islam" 27 novembre 2010 à 23:49 CET]|date=2010年12月}}
<!-- 翻訳直後メモ
 
[[イスラーム建築]] [[イスラームの書法]]
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==== オスマン帝国 ====
[[Image:Tile panel flowers Louvre OA3919-2-297.jpg|thumb|left|[[イズニク]]で作られた[[タイル]]。16世紀、[[オスマン帝国]]時代の16世紀の作品。[[ルーヴル美術館]]蔵]]
<!-- {{main|...}}
{{仮リンク|オスマン帝国の美術|fr|Art de l'empire ottoman}}
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[[Image:Arabischer Maler um 1375 001.jpg|thumb|upright|「アルグン・シャーのための『クルアーン』」装飾ページ。1368-88年頃、マムルーク朝]]
<!-- {{main|アラブの写本芸術|ペルシアのミニアチュール|ムガル絵画}}
{{仮リンク|アラブの写本芸術|fr|Art du livre arabe|de|Islamische Buchkunst}}
{{仮リンク|ペルシアのミニアチュール|fr|miniature persane}}
-->
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-->
 
ヨーロッパにおいては、[[中世]]に高価な物品(絹、天然水晶)を多数輸入していたため、古くからイスラーム美術が知られていた。こうした物品の多くが聖遺物箱に使用され、西洋の教会の宝物庫で保存されている<ref> [[ルーヴル美術館]]によれば、「(イスラームの)贅沢品は既にフランス王室のコレクションに加わっていた。現在美術品部門に展示されている、11世紀初頭にエジプトでカットされた天然水晶の美しい水差しはサン=ドニの修道院のSuger氏により寄贈されたものである。」Bernus-Taylor, Marthe. ''Les arts de l'Islam'' Paris : RMN, 2001. Voir aussi les objets du trésor de saint-Marc de Venise : ''Le Trésor de Saint Marc de Venise''. [expo Paris, Grand Palais, 1984.] paris : Réunion des musées nationaux, 1984.</ref><ref name="aiguiere">[http://www.louvre.fr/llv/oeuvres/detail_notice.jsp?CONTENT%3C%3Ecnt_id=10134198673226027&CURRENT_LLV_NOTICE%3C%3Ecnt_id=10134198673226027&FOLDER%3C%3Efolder_id=9852723696500909&baseIndex=11&bmLocale=ja_JP 向かい合う鳥の水差し:クーフィー書体の銘文 - 工芸品 | ルーヴル美術館]</ref>。初期のガラス器の完品の大部分はイスラーム世界ではなく教会の宝物庫に残っていたものである<ref>{{Harvnb|ブルーム|ブレア|2001|p=123}}</ref>。しかしながら、学問としてのイスラーム美術史はたとえば(西洋)古代美術史などよりも遥かに最近になって生まれた分野である。それに加え、考古学の分野ではイスラーム美術は、古代の層に達したいと望みそのため現代に近いものを荒らしてしまう考古学者たちによってしばしば犠牲にされている<ref name="注">考古学者の佐々木達夫は、オマーン政府が古代オマーン人の文明の調査は許可してもイスラーム時代の調査は許可せず、古いモスクなどは破壊すらしてしまうと記している。{{Harv|佐々木|1999|p=123}}</ref>
 
19世紀に誕生し[[オリエンタリズム]]<!-- mouvement orientaliste: オリエンタリズム運動/東洋学運動 -->によって推進されたこの学問は世界的な政治・宗教上の出来事のために幾多の紆余曲折を経てきた。{{仮リンク|植民地化|fr|colonisation}}は一部の国々の研究に有利に働き、ヨーロッパとアメリカに複数のコレクションも誕生したが、完全に無視された時代地域<!-- des périodes -->も数多あった。後期オスマン帝国や[[ガージャール朝]]の美術がその典型で、今日ようやく再発見されつつある。
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<!-- コレクションがあるのは自明ですが、可能ならこれらの施設を挙げる根拠となる情報源が欲しいところです。 -->
 
日本にも陶器とテキスタイルを中心としたコレクションが存在し<ref>{{Harvnb|桝屋|2009|p=142}}</ref>、国内では[[中近東文化センター]]、[[東京国立博物館]]<!--東洋館第3室-->、[[国立民族学博物館]]、[[岡山市立オリエント美術館]]、[[MIHO MUSEUM]]などでイスラーム美術の一端に触れることができる<ref>{{Harvnb|小林|2004|pp=168-169}}; {{Harvnb|桝屋|2009|p=148}}<!-- の両方にあるものを中心に抜粋しました --></ref>。
 
=== イスラーム美術の発掘現場 ===
<!-- 仏語版由来ですが情報源なし。節としての維持が難しければ一度外しましょう -->
→佐々木(1999)がある程度情報源になるが、1考古学者の経験から語ってはいますがイスラーム美術全体の発掘状況を報告している訳ではないので扱い方が難しいです。 -->
{{節stub}}
<!-- {{main|イスラーム考古学}}
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-->
 
建築ならびに美術品の最も古い産品を求めて[[サーマッラー]]、[[スーサ]]、[[カイロ (エジプト)|カイロ]]などでイスラーム考古学が行われている。政治状況や一時期の無関心などのためアラビア半島は学問上「最後の空白地」とも呼ばれ<ref>{{Harvnb|佐々木|1999|p=148}}; 第2章「遺跡発見の旅から発掘へ」全体で、イスラーム地域の発掘調査に関する筆者の経験と苦労が語られている。</ref>、それだけに研究の余地は大きく、困難にもかかわらず、[[パキスタン]]から[[マグリブ]]に至るまでのイスラーム世界全域の重要な発掘現場で現在も発掘が行われている。
 
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}}
*: 南雲龍比古訳、345ページ。pp.99-122がイスラーム時代の中近東に割かれているほか、イスラーム以前のこの地域の陶芸についてもpp.26-38で触れている。
* {{Citation |last=佐々木|first=達夫|author= |year=1999 |date=1999-11-01 |title=陶磁器、海をゆく:「物」が語る海の交流史|place=東京|language= |publisher=増進会出版社|isbn=4-87915-613-2 }}
*: 238ページ。陶磁器の欠片からセラミック・ロードの文化交流を読み解く考古学の入門書。
 
== 関連項目 ==
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* [[ムガル絵画]]
* [[ビザンティン美術]]
<!--
* [[イスラム世界]]
* [[イスラム帝国]]
* [[イスラム教]]
-->
 
== 外部リンク ==
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** {{ja icon}} [http://www.louvre.fr/llv/oeuvres/detail_departement.jsp?FOLDER%3C%3Efolder_id=1408474395182003&CURRENT_LLV_DEP%3C%3Efolder_id=1408474395182003&FOLDER%3C%3EbrowsePath=1408474395182003&bmLocale=ja_JP イスラム美術 | ルーヴル美術館] <!-- 仏語版より情報量は落ちます -->
* {{en icon}} [http://www.metmuseum.org/Works_of_Art/department.asp?dep=14 メトロポリタン美術館のイスラーム美術部門]
** [http://www.metmuseum.org/works_of_art/collection_database/islamic_art/listview.aspx?page=1&sort=0&sortdir=asc&keyword=&fp=1&dd1=14&dd2=0&vw=0 コレクション一覧] - 12,000件以上がデータベース化され公開されている <!-- http://archnet.org/news/view.jsp?news_id=20022 -->
* {{fr icon}} {{en icon}} {{es icon}} {{ar icon}} [http://www.qantara-med.org/qantara4/index.php Qantara, 地中海美術のデータベース]
* {{fr icon}} [http://www.clio.fr/BIBLIOTHEQUE/la_premiere_peinture_arabe_image_des_paradis_profanes.asp 最初期のアラブ絵画、世俗的な天国のイメージ] - [[フランス国立科学研究センター]]の名誉研究ディレクター、{{仮リンク|ジャン=ポール・ルー|fr|Jean-Paul Roux (historien)}}による